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銀座稽古日誌 2012.12.25 銀座稽古覚書(2)

1月13日の講習会に向けて「九箇之太刀」第四~第六
を稽古した。

・使太刀

4.和卜
 初めはゆるゆると(「花見でもするように」館長)
 だんだん速く足を運ぶ。速度を落とさずに間境を右足で越える。右足をさらに進めて、籠手を狙ってくる打太刀にヘソを向けたまま転身し柄中を制する。

5.捷径
 峯に掌を添え剣先とヘソを相手に向けて早足で仕掛ける。「細い径を行く(館長)」間境え前の左足で頭を相手に晒し、相手の發草からの打ちを誘い込む。
 右足を踏み出しつつ、太刀を斜めにして打太刀の太刀を捉え、左手・右手と下げて乗りかける。左足を進めて相手の右足先を踏み押さえる。打太刀の体勢を崩す。

6.小詰
 「捷径の進化形。打太刀の太刀を捉える手順がないだけですよ(N先生)」青岸から徐々に左拳を肩まで上げて仕掛ける。右足で間に入り打太刀の太刀に乗る。左足で相手の右足を踏み、太刀先を上げて制する。

銀座稽古日誌 2012.12.18 銀座稽古覚書(1)

1月13日の講習会に向けて「九箇之太刀」第一~第三を稽古した。

・使太刀

1.必勝

 青岸から左足を前に、右足を後ろに半歩ずつ寄せて両足を揃える。

 太刀を持つ手を入れ替えて、右頬の脇に立てて構える。
 (手の入替えには二通りの方法がある。柄の底を左手でトンと突き右手を落とすようにする。あるいは、太刀を右頬の脇へ移す前に入れ換えてしまう「隙がない」方法)

 左腕を首に巻きつけるようにして肘で喉を守る。左肘は打太刀の囮にもなる。

 頭を動かさないようにして(袴に隠れている)右足を盗み、さらに足先を(打ったときに相手に正対できるような)向きにする。

 「四方投・尻抜け」の要領で左足を右足に「鋭角な動きで」寄せ揃え、「間を置かずに」左足を踏み出して打ち,「継足(横浜教室・館長)」をする。右肩を囮にして晒す(「一カ条の崩し」館長)

 (打太刀の八双からの打ちを)懸ける。足は、右を左の後ろにバネが効くように廻す。「太刀を懸ける動き(きっかけ)で右足を左足の後ろに運ぶようにする」

 左足を出して進み、太刀を横に薙ぎ、打太刀の両前腕に打乗る。


2.逆風
 青岸から太刀を大きく後ろに八双。左足をじりじりと前へ大きく盗む。後ろの右足を左足の前へ踏み込み、打太刀の後頭部を狙う勢いで被せ打つ。

 (打太刀がさがってはずすので)落下する太刀の勢いを止めるのをきっかけにして、逆車の構えに転じる。取上げて(転身3)打太刀の右小手に打乗る(三学円之太刀・斬釘截鉄)。

3. 十太刀
「(切り上げて)打太刀の奥小手を狙える処へ」右足と太刀を(右脇に)移して構える。「(使太刀は)あくまでも打つ勢いを見せる」

実際に下から打太刀の奥小手を狙える間合いを練習した。
使太刀側はこの間合いを十分に活かすために井桁で動く。「下から打太刀の奥小手を狙える距離を稼ぐには、井桁の動きを(手ではなく)腰で作る」

左手は囮として、打太刀に太刀を付けさせるようにする。
 (打太刀にとって、心誘われるが踏み出さなければ打てない処に左手を出す)


(打太刀が打ってくるので)右足を軸にして左足先と左小手を連動させて躱し(「コンパスの動き」)、左足先を相手に正対するように向け、股関節に乗って、西江水の(右)足で進む(燕飛六箇之太刀・燕飛)。

二の切りを出して残心する。

*明記のない鉤括弧はN先生からのご教示

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/12/1 決断の潮目を読む

【素振り】
左右にフラフラした。

【兵法 九箇の太刀】
すっかり忘れてしまっていた。反復あるのみ。

【合気柔術】
正面打:先週に続いて、右に逸れやすい。脇が開いているのか。半身を強くすると真っ直ぐ下ろせる。

一か条 表:これが、基本。一か条ができなさそうな場合に、次項以降へ移行する。

小手返 裏:相手の頭の位置が遠ければ、つまり前のめりが小さければ、小手返裏。
皮一枚を取るイメージを終始大切にする。特に右手に下方向の圧力が残っていると、相手の体勢が元に戻ってしまう。

小手返 表:裏に入り難そうなら、表に回る。

入身投 裏:相手の頭の位置が近ければ、つまり前のめりが大きい場合、入身投表。

片羽捕:奥襟取って後ろに倒す。左足を折るイメージ。引く方向が肝要。

☆本日のひとこと☆
正面打を崩した後、相手の頭の位置によって、技の選択を決めます。一方受け手(正面打する方)は、相手から掛けて欲しい技を想定して、踏み込み方を変えますが、これが結構難しい。

厚木稽古日誌 2012.11.25 合気柔術事始 「転身」

~第39回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

前半
準備運動(OZ先生体操)

・四股踏み

・上体を股関節に乗せて揺らす

・片足を軸に股関節を開閉する


後半

一拍子の転身。「九箇之太刀・和卜」の転身。股関節に乗り過ぎない。「無駄な拍子を作らない(N先生)」。
股関節への乗りは3割。

「軸足の爪先を内に向けてシュモクにする」を繰り返して、爪先を円の中心にして他方の足で円周を描く(「OZ先生体操-片足を軸に股関節を開閉する」からの展開)。さらに、軸足の爪先を外に向けたパターンで同様に。

その後、太刀の正面打ちを一拍子の転身で躱す、躱して柄中に触れる、を練習した。

素手対太刀

・爪先を内に向けて崩す(右・左転身)
 (右転身の場合)
 正面打ちを一拍子の転身で躱す。薙いでくる太刀の柄中を左手で制する。「右爪先を内に向ける」と相手の両腕下に右手を差し入れ「(上腕外側ライン経由肩まで捕れる処で)右袖を取る、」を同時に行う。右膝を畳み左足を引く(折敷くー「燕飛・浮舟」)。(相手を)腕で回して崩すのではなく、足を引いて崩す。


・爪先を外に向けて崩す(右・左転身)
 (右転身の場合)
 正面打ちを一拍子の転身で躱す。薙いでくる太刀の柄中を左手で制する。「右爪先を外に向ける」と「相手の左袖を取る」を同時に行う。彼我の軸を中心に左袖を引き左膝を畳み右足を引く。(フレーム・軸の作り方は天地投の要領か?)

・二カ条的に
 正面打ちを一拍子の右転身で躱す。薙いでくる太刀の柄中を左手で制する。相手の左肘に下から触れ、返して崩す。
・肘返し的に
 正面打ちを一拍子の左転身で躱す。薙いでくる太刀の柄中を右手で制する。相手の右肘に下から触れ、返して崩す。 


 今日は教室に館長をお迎えした。

 「太刀を手にしたまま受身を取る」(太刀を身体に引き寄せる、回転中に身体を縮める、太刀を振って回転に勢いを加える)「受身で対手から離れて身を守る」、「受身の勢いを利用して立ち上がる」先生方が実際に受身を取って教えてくださった。

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/11/17 自由攻防の中からの気づき

【素振り】
後足の張りと、重心を真ん中にすることに心掛けた。

【燕飛】
仕太刀と打太刀を代わる代わる通しで練習した。打太刀の手順をかなり忘れていたが、徐々に思い出してきた。

【合気柔術】
正面打:かなり真剣に圧力をかける。手刀を相手の額めがけてまっすぐに下ろす。右に流れがちなので注意する。

一か条 表:西江水でしっかり支える。しかし押し過ぎてはいけない。また、下方向への移行が早すぎてもいけない。

二か条 表:高い位置で予め二か条を作っておく。

三か条 表:左手から右手に相手を支えている手を圧力を変えないまま交替する。右手は相手を支えながらも、徐々に三か条方向に巻き込んでいく。

回転投 表:抵抗に遭って相手掌が三か条方向に動かない時。相手の右腕を大きく時計回りに回す。相手がお辞儀をしたら、首を押さえて投げる。お辞儀をしなければ、もう一回転させる。

車倒:きちんと左手を張らなければ、効かない。

大外落(裏落):入身投と同様、左手をしっかり張ること。

合気投:右手に接点を移した後、接点の圧力を変えないまま、相手の前面に体を潜り込ませる。相手と平行に立ったら、上体を垂直に右回転して、投げる。

竹下ノートより:三か条固め:膝枕に相手の腕を乗せる方法もある。さらに相手の親指を反らすようにすれば、大抵の人には甚大な痛み。

☆本日のひとこと☆
本部稽古で、約束組手のような自由攻防を取り入れた練習をしました。技をかけているつもりでも、返されたり逃げられたりする中から、普段の型稽古ではなかなか得られない気づきがありました。

厚木稽古日誌 2012.11.18 合気柔術事始 「杖(7)」

~第38回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

前半
準備運動(OZ先生体操)

・四股踏み

・上体を股関節に乗せて揺らす

・片足を軸に股関節を開閉する

さらに、転身に応用。

 裏に入る(右)
 袈裟切りを左手で止める。右股関節を使って足先を開き、股関節に乗って裏に入り、右手で(手は回さずに)切り下げ相手を崩す。足はシュモク。

 表に入る(右)
 袈裟切りを左手で止める。右股関節を使って右足先を閉じ、以下「裏に入る(右)」に同じ。

 表・裏(左)も練習した。

・羽ばたき

後半

 まず、杖を身体の左右の動きに乗せて回す練習。
 杖の回転と左右の動き(速度)を合わせるのは難しい。

 「杖」一カ条、二カ条、三カ条

 杖先を相手に掴まれた場面。

 一カ条 扱うのは杖の軸ではなく、杖の表面。
 表面を撫でるようにして相手の手の内、肘、肩を捕る。
 N先生の杖の操作を間近で拝見する。杖の表面と相手の皮膚がシームレスに繋がっていて、杖が転がるままに皮膚も巻き取られていくようだった。

 OZ先生から「輪にした指の中で杖を転がしてください。杖が指の中で世界一周旅行をするように」
 N先生から「杖の回転が速すぎます。杖が一周する間に手の内、肘、肩を捕るくらいの速度です」

 二カ条 一カ条を掛けようとしたが、抵抗され、相手の額辺りで杖の動きが止まった。
 杖を少し逆回転させて二カ条の手にする。杖を掴んだ相手の手の支点(素手対手刀・二カ条と同じ処)を動かさないようにして杖先を上げていく。

 三カ条 相手の額を過ぎてから杖の動きが止まった。
 相手が杖を握っているから掛けられる技。
 しっかりと技を掛けたい場合には、杖を離されないように手を滑らせて相手の手を杖ごと握り込み、他方の手で杖の中ほどを取り三カ条を掛ける。

厚木稽古日誌 2012.11.4 合気柔術事始 「杖(6)-対ナイフ」

~第37回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

前半
準備運動(OZ先生体操)

・バネの養成
 足先をややハの字にして立つ。足裏の重心を小指、爪先、親指へ順に移す。親指に重心が移ったときには両膝がつくようにする。床を押すようにして膝を伸ばす。繰り返す。

 その場跳躍の練習。滞空時間を長くするために爪先を伸ばすこと。ジャンプの起点を小指、中指、親指に変えてバネ感の違いを調べた。

・四股踏み

・上体を股関節に乗せて揺らす

・フラダンスの動き


後半
 10月21日に続き「杖対ナイフ」。

・杖を手の内で前方回転・後方回転させる練習。肩を使って杖先を大きく回す。

・ナイフで突いてくる相手に、杖を後方に回転させ、杖の右端で下から相手の顔面(鼻)を狙う。

  右転身。杖を手首の下に差し入れる。

   一カ条 遠い方の左手で相手の頭の上方を掠めるくらい大きく回して崩す。   

   二カ条 相手の脇に差し入れる。肘(上腕側)にかかる摩擦を利用して左手主導で崩す。

   ネジ回し 相手の脇から差し入れた杖を立てるようにして使う。相手の右肩から出た杖先を右手で受け取り、相手の頭が下を向き蹲っていくように左へ回り込んでいく。杖を、ちょうどネジが(右に)回されて締まるように使う。

  右転身。相手の右手首に乗せる。 

   入身投(表) 相手の手首に乗せた杖を相手の顔面へ向かって上げ、仰け反らせたまま後退させる。 

   合気下げ 手首に乗せた杖を(入り身投からさらに)回して崩す(小手返風に崩れる)

・応用編-短刀の攻撃を状況に応じて捌く練習

厚木稽古日誌 2012.10.28 合気柔術事始 「小太刀対短棒-思わぬ展開」

~第36回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

前半
準備運動

・四股踏み

・上体を股関節に乗せて揺らす

・杖
 滑らし打ち
 杖を手の内で前方回転・後方回転させる練習
「手首で回さない」「指先で握らない」「ヘソの前で楽に支えて」「肘と肩を使って」
「軸は回っていますか?」(N先生)


後半
 小太刀の正面打ちに転身2で裏に入り、前腕に短棒で触れる。
 短棒を押しつけてしまっては相手の動きが読めないので、接触するに止める

 ・短棒の接触から遠ざかるように小太刀を下から上へ回すが、接点を外さずに追随してきた短棒に一カ条で崩される。

 ・短棒を振り払い再び小太刀で正面打ちするが、短棒は前腕に接触したまま、肘の力を抜いて(肘を曲げて胸を近づける動きで)相手に悟られないように方向を変化させて崩す。短棒の動きの基は杖の動き。崩す方向は短棒の先端の延長(杖先と同じ)。

 思わぬ展開
 Kさんが繰り出した動きによって、返し技に次ぐ返し技を練習することになった。

・小太刀:短棒側の裏へ入身し、左手で短棒を握る小手を返し、さらに小太刀を右首に当て、右に身体を開いて左右の手を拮抗させて抑える。

 ・短棒 :小太刀に首を狙われることを回避するために、左手で小太刀を防ぎ小手返しを試みる(互いに小手返しの状況)。

 ・小太刀:体当たりを試みる。

 ・短棒 :足を入れ替えて体当たりに負けない体勢になる。
      軸を回して相手を背中側から釣り出して下方向へ崩す。
      または、ヘソを右に回し引き出した腕を煽り返して一カ条。

厚木稽古日誌 2012.10.21 合気柔術事始 「杖(5)-対ナイフ」

~第35回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

前半
準備運動(OZ先生体操)

・四股踏み

・上体を股関節に乗せて揺らす
 いつもの「上体を股関節に乗せて揺らす」の後に、次の応用編体操をした。

 両足の起点は変えずに片足を斜め後ろに引き、残った軸足の股関節に乗り、軸足先に同側の腕を伸ばす。「『「(九箇之太刀・)必勝』に(この動きが)ありましたね」とN先生。右足を右斜め前へ盗み、股関節を締めて左足を寄せて踏込み、継足をして打太刀の左拳を打つ。左足先は打太刀に向け、体幹は右股関節に乗って左斜前を向く。空振りと見せかけ右肩を晒して打太刀を誘う身勢。
 横浜教室で「参学」の「待」、「九箇」の「懸待」のお話を館長から伺ったばかり。
 「懸待」の場面か?
 OZ先生体操を実際に使われている場面と照合できると、楽しい。

 この後、片足を軸に股関節を開閉する練習をした。

・足裏
 足裏の圧を一定に保って(大して曲がらないが)膝を曲げる。
 しばしば「(身体の)バネ」の欠如を指摘される。 この「バネ」について、横浜教室のM先生は、両手の間に挟んだ空気を上下に圧縮する動きや、(スプリングの効いた格技室の)畳床を「フムッと踏み付ける」という言葉で表現されていた。
 「バネ」-足裏で身体と床面が作る圧縮を知覚できるかがポイントかな?この「足裏」体操の目的はバネ感の養成かな?

・羽ばたき
 腕を肩甲骨から鳥の羽のように大きく動かす。「(例えば突きで向かってくる相手の前腕に)柔らかく(ふわっと)手を被せるように使うための練習です(OZ先生)」
 腕、肩甲骨、首回りが大変に疲れた。

・腹筋・大臀筋・内転筋
 仰臥して背中を床面に(腹筋を使って背中の反りを消して)密着させる。
 片膝を90度に曲げて床に着け、腰から肩甲骨下辺りまでを床から剥がすようにしてもう一方の足を伸ばす。使うのは大臀筋。両膝でボールを挟み大臀筋と内転筋を同時に使う練習も行った。

・腕立て伏せ
 肘を少しだけ曲げる。10回1セット。

後半
「杖対ナイフ」速攻に対処するために杖の中心をヘソの前に、中心から等間隔(肩幅)を狐の指形で(相手の得物が杖上を滑り指を落とす危険を避けるために 人差指・小指も立てないーN先生)緩やかに持つ。

・杖を前方回転・後方回転させる練習。杖の両端が大きく回るようにする。

・ナイフで突いてくる相手に、杖を後方に回転させ、杖の右端で下から相手の顔面(鼻)を狙う。右転身。杖を前方に回転させ、右端を相手の手首に乗せる。

  入身投(表)「左手で動かしてくださいね」とOZ先生。
  「握り込まない」・「遠い方の手で操作する」・「軸を中心に回転させる」が大切。

  二カ条 杖で相手の手首に乗って釣り出した後、手首の下に差し入れ「井桁を使って(N先生)」接点に圧を掛け続けながら動く。手首から肘へ(接点が外れやすいので慎重に)杖を滑らせるようにずらして相手の肘を折り(杖を立てて)崩す。

  小手返 二カ条と同じように肘を折る。小手を返す。

8月から銀座教室のKさん、今日から横浜教室のYさんが参加されて、女性の方が多くなった

厚木稽古日誌 2012.10.7 合気柔術事始 「股関節に乗る(2)」

~第34回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

前半
準備運動
・四股踏み

・上体を股関節に乗せて揺らす

・袖の中で腕を伸ばす(肩甲骨の柔軟)
 「袖の中で腕を伸ばしてみてください」(N先生)相手に悟られないように肩甲骨を出す。できていれば、袖から覗く前腕部分が伸びて(長くなって)見える。

・手の力を抜く
 手首を小刻みに振る。

・フラダンスの動き 
 膝の力を抜いて、腰(腸骨)を横水平左右に(突き出すように)振る。フラダンスで見たことのある動き。前後・回転の動きも練習した。
 「この動きができないと技は上手くなりません」(OZ先生)

後半
「股関節に乗る(2)」、今日は前半で練習したフラダンスの動きが加わる。

・四方投(表)
「(相手の)懐に入る」「(左)足を入れるときに、重心を右足にかけた状態で尻も入れる(フラダンスの動き・横振り)」「左足(股関節)に乗り換える動きで右足を寄せる」「(懐に入った)その場で回る」「捕った相手の腕はまっすぐ自分の額の前に立てる」(OZ先生)そして崩しへ。

「(尻を入れたときに)肩にある相手の腕に引きずられない。体勢が歪まないように」(N先生)(「右肩が下がっている、ヘソの向きが左に寄っている、背骨が曲がっている」とご指摘を受けた)

・一カ条(裏)
右手で切り上げ、左手は相手の肘に添える。足捌きは、四方投と同じく、相手の裏に左足、尻もフラダンスの動き・横振りで入れる。「相手の(右)腕を切り上げ、裏に転身するときに左足は相手の膝に蹴りを入れられる位置に(ベタ足にならないようにして)爪先を着く(前重心)」(OZ先生)
「左足の方向は相手の裏に着いたときには、相手の右爪先と同じ方向になる」「腰は反らせずに出す(腹筋を入れる?)」(N先生)「ちょっと 相手にかぶさるような姿勢ですよ」(OZ先生)

 いっそう難しい場面は崩し。裏に入れた足(左股関節)に乗り換えて右足が回る。その時の手は・・・。「今のは手(で押した)でしょう?お辞儀するだけですよ」「井桁です」(N先生)
 腕から力が抜けてはじめて成立する一カ条裏の崩し。山積する課題の中でも「腕の脱力」は喫緊の要対策事項。困った。

厚木稽古日誌 2012.9.30 合気柔術事始 「キッカケは体幹部で作る」

~第33回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

前半
準備運動
・腕の脱力
 肩を揺らす。肩・肘から力が抜ける。

・四股踏み

・上体を股関節に乗せて揺らす

・上体を撓るように動かす
N先生からの出題「ドライバーが急ブレーキを踏むと、シートベルトをしていた同乗者の(上体の)動きは?」。上体が前に放り出される動き。背骨は上下に撓るように動く。後ろに放りだされる(逆方向の)動きも練習した。

・肩の柔軟
 肩の旋回
 右肩を右へ、左肩を左へ放り投げるようにする。(背骨を鞭が撓るように左右に動かす)

・肩の旋回と股関節の揺れを組み合わせる
肩甲骨を大きく動かして(肩を)揺すって前後に歩く。

・足裏の重心移動
足裏の重心を変えて(前後、斜め、左右、旋回)揺れてみる。頭と腰の重心を逆方向に移動させてバランスを取っていることが分かる。次に、足裏の重心をバランスが崩れるように外へずらす。バランスが崩れたなりに足を出して歩く。(前後・左右)

・転身
 肩や背骨の柔軟と足裏の重心移動の練習をした後、体幹部で動きのキッカケ(揺らぎ)を作って(前重心になり)、揺らいだまま転身1。動き(揺れ)を切らずに(脱力した腕で)切り上げて一カ条の崩しまでのシャドウ練習をした。

後半 
初動を体幹部で作り、転身2・3。相手に接触した後、ずっと揺れたまま動きを切らずに崩してみる練習。

転身3の練習中、N先生から回転投を見せていただいた。マネをしてみたが動きに角が出てしまう。相手に接触する前腕が右から左へ(または左から右へ)換わるときに動きが切れてしまう。揺れの左右の切り換えと腕の接触の切り換えに「時間差を設けるといいですよ」とのこと。相手との関係性を常に観察して、微調整し続けること(ここでは時間差という工夫)が要求される。

相手の腕が「捕れている」か「捕れていない」(相手と一体化できていない・切れている)かの感覚を、各人、N先生に自分の腕で教えていただいた。

この後、転身から崩しまで釣り腰でも練習した。

厚木稽古日誌 2012.9.23 合気柔術事始 「微調整しながら捕り、微調整しながら崩す」

~第32回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

前半
準備運動
・四股踏み

・股関節
 軸足一本で股関節の開閉をする。上体を股関節の左右に乗り替えるときに生じる「角」(ぎこちない、ぎくしゃく)を消して、動きを滑らかな曲線にする。

・肩の柔軟
 肩の上げ下げ・開閉・旋回。上下に螺旋(8の字)を描くように両腕を同時に動かす。

両腕が体に巻き付くように大きく体を揺らす
巻き付きを小さくする-肘を曲げる-指にペンを持つ(肩に力が入り易いので注意)。後半の「相手と近接した状況に繋がる練習。肘を曲げて動いたときに、肩の力は抜けているが肘(の存在)は感じられるように。

後半 
間合いが近い状況。
・「肘打ち」
を一カ条で崩す
 右半身。相手の肘打ちを額の前で(左掌を下にして)重ねた両掌で受け止める。肘から先を使う。左手で耳を捕る。左肘を上げ(脇を空け)る。相手の左股関節が折れる方向へ西江水で進んで崩す。

さらに、相手の肘を捕る左手を鷹の爪にする、崩しの過程で外れがちな耳へ緊張を与え続けるために右手で微調整することも練習した。

・「西江水の足」の確認
足の力をまっすぐに相手に伝えるための姿勢を確認した。N先生から「腰椎部で力を逃がさないためには腰の反りを消して股関節下(足の付け根?)で折ることを意識してみる、「(鳩尾裏の)背側で力を切らないためには胸を縦に開いて肩を下げてみるなど、各人へアドバイスがなされた。

・相手の前腕を握って、肘・肩・背骨を捕る
 相手が肘を曲げた状態で差し出した前腕を両手で挟むように握り、手の内を使って肘・肩・背骨を捕って進み、相手を後退させる。「(素振りで)手の内を絞るあのイメージで」(OZ先生)、「茶巾絞り」(N先生)とのこと。右手で肘、左手で肩、さらに背側へ廻し掛けるようにして背骨を捕る。捕れていれば(関節の遊びを消して一体化してしまえれば)、歩を進めて相手を後退させることができる。

・太刀を使って、掌・肘・肩・背骨・丹田を捕る
太刀を相手の掌に乗せて「三学円之太刀・半開半向」の勢法で練習した。まず、太刀を乗せた相手の掌から肘・肩・(鎖骨)・背骨・丹田の順に捕っていく。それぞれの点を結ぶ線をイメージする。相手を捕えて後退させるまで、丹田に落とし込んだ圧(掌から丹田に伝わる力)は変えない。青岸から右足を右へスライドし(内転筋を締めて)足先は相手に向ける過程では、ずっとヘソ(と剣先)が相手に向いていること。右足の動きに連れて剣先の圧や方向が変化しないように、何回か手の内で微調整をして捕り直し、一定を保つ。左足を右足に寄せる場面こそ慎重に。左足を出し重心を移していく。(丹田が捕れていれば)相手は後退する。

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~ 24/9/15 手の内明かします。

【兵法】
間に合わず。


【合気柔術 棒持 文手取】
【ニか条 表】
棒を相手に押し出しつつ、人中路を攻め続けて後ろに倒す。

※ポイント
肩を取るのがポイント。取れなければ、もう一度回して試みる。

×両手と目標で形作る直角三角形をそのまま下げる。
×棒の先端を引くなどして、直角三角形を崩してしまう。
○直角三角形を保ったまま、目標点だけを下げる。

【回転投 固め】(ニか条を試みるも相手が棒を離してしまった場合)
①左手で相手の右腕を切り上げる。
②つられて頭が下がって来たところを、首に棒を差し入れ巻きつける。

【三か条 表】
①右足を踏み込みながら持っている手を軸に回転する。

※ポイント
体幹の回転が先で、これにつられて手も回転するのが次の課題。
杖のようにするとのことだが、元来苦手の杖である上に、よく覚えていない。。。

【回転投 裏】(三か条を試みるも相手が棒を離してしまった場合)
①右腕を相手右腕下に滑り込ませる。
②体幹の捩りとともに、右手を切り上げ、同時に左手で相手太ももを捉えて回転して投げる。

※ポイント
一連の動きをシームレスに。


☆本日のひと言☆
来たる10月14日の日曜日に講習会を開催します。今回のテーマは「手の内のこと」です。
日本伝合気柔術では、手の内に様々な形があり、それぞれ段階的に「朝顔」「釣鐘」「猫の手」などと呼ばれています。普段何気なく使っている手の内ですが、そこに意識的に焦点を当てるという、いささかマニアックな内容です。
合気上げに興味のある方、合気道修練者で最近伸び悩んでいるといった方にとっても、ヒントになるものがあるかもしれません。会員以外の方のお忍びでのご参加も歓迎致します
場所は品川区総合体育館柔道場、時間は13時~16時、受講料は一般の方3,000円となっております。その他の詳細は当ホームページをご参照いただくか、直接メールにてお問い合わせください。

厚木稽古日誌 2012.9.9 合気柔術事始 「股関節に乗る」

~第31回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

前半
OZ先生体操
・四股踏み

・肩
 肩が内側に巻き込んだ付き方をしていると下げた腕先(掌)は後ろ向きになる。肩甲骨廻りの柔軟体操をして調整した。

・股関節に乗る
足はやや内輪、上体の軸をしっかり立てる。腕を前で組む。上体を左右の股関節に乗せ替えて動く。軸の立った上体(と顔)は交互に左右を向く。上体を股関節に載せるとヘソ・膝・足の親指は同じライン上にくる。膝が外に逃げないように内転筋を意識する。

片足に重心を寄せ(ほとんど片足立ち)、その軸足の股関節を開閉する。床に軽く触れた反対側の足は、軸足に連動して(ほぼ)4分の1円を描く。この動きは難しい。 

・肩甲骨
 素振りで問題になるのが、「肩甲骨を前に引き出す」、その「前」という方向。OZ先生から「中指を伸ばしてみると分かりやすいかもしれませんね。肩甲骨と肩甲骨の間が開いて、腕がぐっと前に出る感覚がありますか。肩は上げないように」とお話があった。そして腕を伸ばした状態から、さらに肩甲骨を出して相手の掌に押し当てる練習をした。

後半 
前半練習した「股関節に乗る」の応用。

・小手返
突きを右手で払い、左手で相手の右腕に触れて釣り出し、足は内輪にして左転身。左股関節に乗って、背中合わせの一重身。相手を釣り出したまま、右足をやや外へずらし、右足の股関節に乗り換えて左足を引き(前半に練習した片足のみの股間節の開閉?)、左手は相手の右手を共連れにして引き崩しに入る。

・三カ条
相手に掴まれた右手を時計方向に回す。右股関節に乗る。右手は相手の小指側を挟み、やや体を縮めるようにして左手で相手の手の甲を下側から包む。左の股関節に乗り換えて、相手の肘を上げるようにして小指側を体側に平行にさせる。右足を踏み出して崩しへ。

・入身(裏)
袈裟切りに対して、転身3で裏に入る。相手の頭を肩口におさめて肩を
上げ軽く相手の首を緊張させる。左の股関節に乗ってヘソを左足方向へ向けながら肩で落とす。肩を上げる方向を間違えやすい。前半でも確かめたように、肩の付き方は人によって違うので、上げているつもりが内に動いていたりする。肩甲骨周りの柔軟体操は大切。

OZ先生の終了の言葉は「今日は基本中の基本を練習しました」だった。

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~ 24/9/1 新学期には、新しい袋竹刀

【素振り】
肩甲骨を前に出すことを心掛けた。

【兵法】
九箇の太刀 逆風

1. 使太刀 足を入れ替えて八双に構える。左足をジリジリ前に出し、間合いに入ったら、大きく踏み込んで相手の頭目がけて切り込む。
2. 打太刀 やや後退してかわす。
3. 使太刀 左の取り上げ遣いに構える。
4. 打太刀 使太刀の肩を目がけて切り込んでくる。
5. 使太刀 ヘソを45度戻し、アームカールの要領で刀を取り上げる。続いて正面に向き直すとともに、剣先で相手の刀を押さえる。


十太刀

1. 使太刀 右、左と歩を進め、刀を寝かせて左拳が左足の真上に来るように突き出して相手を誘う。
2. 打太刀 誘いに乗って使太刀の左拳目がけて切り込む。
3. 使太刀 右足を軸に時計回りに刀を避け、燕飛のような構えになる。打太刀が後退するのに合わせて後足を推進力にして前進し、袈裟に切り込む。


※ポイント 
①手だけ突き出すのではなく、肩から出るようにするが、前重心にならないように気を付ける。
①少し重心を落として、いつでも相手の奥小手を狙えるように余力を残しておく。

【合気柔術】
棒持 肘返
※ポイント
* 左半身を差し入れ、足を着くと同時に手のひらを返すのが理想だが、うまく出来ないので腕を差し入れるのと、返すの2段階に分ける。
* 左足を上げ過ぎると一旦後重心となってしまうので、踵だけを浮かせた状態で差し入れると良い。
* 相手の腕の重みを感じる程度のまま、手のひらを返す。強すぎても弱過ぎてもいけない。


側面入身(肘返を試みるも、相手が棒を離してしまった場合)
左足を大きく相手後方に引くと同時に両肘を相手の体に突き立てるようにして倒す。右足は継ぎ足すると良い。

一本捕 表(同上)
肘を掴んで一旦肩に押し込み、相手の後頭部を回して手前に引くようにして一か条とする。ステッキを首に引っ掛けて、引き寄せるイメージ。


小手返(棒を取られる直前にこれを避け、上から棒先で手首を取る)
棒を相手手首に密着させたまま、手首の周りをぐるりと回し、そのまま小手返とする。

入身投 表(一か条を試みるも、相手が棒を離してしまった場合)
右腕を相手の右腕に絡めて、拳で床にパンチするようにして、相手を叩きつける。

※ポイント
叩きつける位置は、自分の両足の間付近。

入身投 表 袈裟固
右腕を相手の首に巻きつけて、左手で右手首を掴んで床に叩きつける。
※ポイント
巻き付けた時点で首を締め上げ、倒す間、倒した後も締め上げたまま、袈裟固めになる。

ニか条
※ポイント
片手一本でニか条をかけるには、相手の手を垂直方向に回転させる。

☆本日のひと言☆
発注していた袋竹刀が届きました。存分に叩いても、叩かれても、OKです。遠慮して先端が当たったりすると却って危ないそうなので、バシバシやっていくことにしました。

厚木稽古日誌 2012.8.19 合気柔術事始 「転身2-未知の動きを思い付く」

~第30回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

前半
準備運動
・四股踏み
 「頭を下げれば足が上がる

初めに足を筋力で持ち上げて桟に乗せた。次に、頭と足を結ぶ線の傾きを徐々に大きくして足が上がるようにして桟に乗せた。やじろべえ風に傾斜を利用したほうが足は楽に上がる。

「片足一本に身体を上手く乗せて立つ

上げた片足を軸足に沿わせて胸まで引き上げ、(滞空時間をできるだけ長く保って)下ろす。下ろした振動は骨格で吸収する。足は軸に近く、沿うように上げるとバランスを取り易い。

・上体を股関節に乗せて揺らす
踵を付けて揺らす。足の親指から股関節に繋がる内側のラインを使う。
 小指側にラインが逃げないことと親指が床を押すので揺れる感覚が大切。(三カ条などで使う動き) 
さらに、片側ずつ踵を上げて揺らした。(一カ条などで使う動き)

後半 
転身2から自由な発想で崩す
・短刀の突きを転身2で躱して手で捌いた後、自由に発想して崩す練習。
とっさに攻撃を躱し、左手で当身、刃物を手で遠ざける場面。当身した左手でそのまま相手の右前腕に接触するパターンと、右手で接触するパターンを試した。手はどのように触れてもよい。手が接触して思い付いく動きから展開し始め、崩す。

・既知の対応の、一カ条、(二カ条は刃物が邪魔で掛け難かった)、三カ条、小手返(素手に比べて刃物を持った手に小手返は掛け易かった)、入身、四方投はすぐに出尽くしてしまった。

そこで接触の仕方にもっと変化をつけてみることになった。とっさに攻撃を躱そうとしたら、(相手の前腕に)手が上から被さった・自分の前腕が当たった・自分の甲が前腕に触れた・(顔を突いてきたときには)上腕が触れ   
た、肘が(相手の肘の上に)乗ったなど。

「自由な発想」に行き詰った頃合いに出されたN先生からのヒントは
「道着を掴んでも,足を使ってもいいのですよ

襟取、裾取などの動きに繋がった。

この後、銀座教室のKさんが裏に入って崩す動きを試し始めた。これを見て、膝をついて沈んで投げる(これは刃物があるので無理があった)など、自分から身体を積極的に動かすようになった。

さらにN先生から「重心が足の小指の外側や踵にかかってきていませんか。軸は見えますか。軸を中心に回転もできますよ。軸を取ると重心の位置に関係なく崩せます」とお話があった。

 重心を足の小指の外に(抵抗されないように)ずらしたり、軸(軸の傾きを見極めるのは難しかったが)を見つけたりできれば、崩すのは簡単だった。

厚木稽古日誌 2012.8.12 合気柔術事始 「骨は二つある(7)- 合気上げ」・「杖(4)」

~第29回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

前半「OZ先生体操」
・脱力(全身)
 指先までしっかり伸ばして大きく伸びをする。一気に脱力する。畳に崩れ落ちる。

・四股踏み
 軸足の股関節を折る(ヘソは斜め約45度?を向く)。上げた足が元の位置に着いたときにはヘソは正面。

・上体を股関節に乗せて揺らす

・脱力(腕)
 OZ先生は「腕を鞭が撓うように使います。相手の突きを転身して捌くときなどでも、相手に手が触れるのは最後です。手だけを打ち付けてはいけません。この体操で柔らかく触れる手を使えるようになりましょう」と説明された。先生方は、腕を鶴が羽ばたくように動かして見せてくださった。撓る腕は背中の中央から繰り出されてくるように見えた。真似をしたつもりだったが、(肘の力は抜けるが)肩の動きが硬い。N先生からは「お茶碗を両手で触りにいくように腕を使ってみるといいですよ。腕を柔らかく使って相手に触れると(相手の)背骨まで捕れます」とお話があった。

・脱力(朝顔の手)
 朝顔の手を作って腕を柔軟に動かしてみる。指を張ると腕も連動して緊張する。どの指が腕の脱力を妨げているのかを探ることになった。拳骨から一本ずつ指を伸ばして肩の動きを観察した。私の場合は第3・4指を伸ばすと脱力が上手くできないことが分かった。

・「合気上げ」
「合気上げ」―掛ける
 掴んできた相手の、橈骨と尺骨の上下の並び(重なり)をずらさないようにすると上げ易い。ずらさないために、自分(の身体)は次々に変容させていく。
 また、自分の肘を寄せて相手の肘-肩を捕っていく場面、相手の肘(の形状・可動性・動きの癖)よっては、(自分の肘を)寄せる距離(糊代)をあらかじめ稼いでおいた方が有利なケースがある。自分の肘を外にやや大きめに張り出して(糊代を稼いで)みるのも一考。
(前々回は横浜教室からTさんが)今回は銀座教室からKさんが参加された。Kさんは腕をゆったりと大きく使って、相手の肘・肩を楽々と捕って相手を上げていく。腕が柔らかい。

後半「杖」
・二人取り
「今回も受身の練習です」とOZ先生。
両手で緩く挟んだ杖、左手の操作で右側の相手・右手の操作で左側の相手に崩しをかける。さらに、先に崩れる相手の崩れゆく流れを杖に乗せ、(杖の)反対側に残った相手に伝えて崩していく。

前に崩されるときに、重心が前足に移り腹側の皮が足下から頭へ剥がれていくような感覚には慣れることができない。さっさと前受身を取るに限る。

・転身1から一カ条
太刀を持つ腕の間に杖を差し入れ、左手主導で杖の軸を回しながら崩す。
・転身1から二カ条
太刀を持つ両手と差し入れた杖が作る三角形の中心を支点にして、左手で杖を上げる。
・転身2から
太刀を持つ両手の間に杖を差し入れ、両腕を前に引き出し軸を回して前に崩す。
・転身3から括り付け
  太刀を持つ腕の間に杖を差し入れ、空間に大きくクエスチョンマーク「?」を描いて、「(杖を)相手の肚に落とし込んで」崩す。

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~ 24/8/4 銀座はお盆(14日)もやります。

素振り
遅れて行ったので、調子を掴む前に終わってしまった。

兵法
【九箇の太刀 村雲】

※ポイント

* 刀が体と平行になるようにする。
* 剛力落としの要領で、右足を踏み出す。この時、足を上げすぎない。また、しっかり刀に乗ること。


合気柔術
【棒術 一か条表】
※ポイント

* 辰口を意識してやってみた。
* 上級編になると、導入部は得物を手の中で回転させつつ上げる。


【固め1(一か条をしっかり極めた状態から)】

1. 左足を相手を遮るように大きく踏み出し、相手の右ももに腰掛けるようにする。
2. 相手の反対側の腕(左腕)を引き寄せ、相手を横にバンザイする形にする。
3. 相手脇腹に、左肘を落とす。
4. 右手で相手の両腕を横向きバンザイのまま押えつつ、左手で顎を引き寄せる。

※ポイント

* 1はしっかり腰掛ける。


【固め2(一か条をしっかり極めた状態から)】

1. 手を折るようにして腕全体を抱える。
2. 左足を軸に反時計回りに回転し、両足で相手の頭を挟む。

棒持 一か条裏
※ポイント

* 辰口による回転は相手をお辞儀させる時点では、手が真下を向く程度。肘や肩も動員して、回転を補助する。


☆本日のひと言☆
苦手の一か条裏が、少し回れるようになっていました。特訓の成果を実感して嬉しかったのですが、まだまだですね。

厚木稽古日誌 2012.7.29 合気柔術事始 「骨は二つある(6)- 合気上げ」・「杖(3)」

~第28回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

前半「OZ先生体操」
・四股踏み
・上体を股関節に乗せて揺らす
・肩甲骨を引き出す
・「合気上げ」
「合気上げ」―掛ける
 相手の手首を折り曲げないように、橈骨と尺骨を垂直にしたまま、相手の腕・肘・肩のラインを捕る。意外に早くラインは捕れる。
 ラインを捕ったら、相手の手の内側に与える感覚を変えずに、腕・体幹を緩め、支点を無くすようにして「浮かせる」段階に進む。「ラインが捕れた」ことに気付かずにラインを捕ることに拘泥してしまうと、「浮かせる」ためのエネルギーが不足する。また、相手から手の甲が離れるようであれば、「既に捕れていた」のに見逃がしてしまった可能性がある。 
N先生は「手の甲を掌と同じように使うのですよ」と、手の甲で捕った相手の手を掌で持ち替えて見せてくださった。このとき相手の手の内側で捕って(見た目には軽く引っ掛けて)いらしたのは、橈骨と尺骨に繋がる二か処だけ。

後半「杖」
・二人取り
OZ先生から「二人取りを受身の練習としてやってみましょう」とお話があった。稽古場の広い厚木ならではの稽古。
二人取りは8パターン。杖を持つ手が左・右(2パターン)、時間差を付けて(交互に)前方・後方に投げる(2パターン)、同時に前方・後方に投げる(2パターン)。
・転身1から一カ条
太刀を持つ腕の間に杖を差し入れ、左手主導で杖の軸を回しながら崩す。
・転身1から二カ条
太刀と差し入れた杖の接点を支点にして、左手で杖を上げる。
・転身1から三カ条-二カ条からの応用
杖の稽古で大切なのは「握り込まない」、そして、「遠い方の手で操作する」、「杖の軸を回転する」、「杖を杖なりに送って使う」こと。

厚木稽古日誌  2012.7.22 合気柔術事始 「井桁-九箇之太刀・村雲」

~第27回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

前半
準備運動
・四股踏み
・上体を股関節に乗せて揺らす

後半
・井桁(体幹部を四角形から平行四辺形に変化させる)
肩・腸骨の動きを見せないようにして、身体の内側で井桁を使う。
身幅分の狭い箱に入ったつもりになって井桁で前進・後退する。
足幅を大きくして井桁で歩く。
正座のまま井桁で前進・後退する。

・抜刀
正座から左足を井桁で引いて鞘から刀を抜き切る。

・九箇之太刀「村雲」
打太刀の左へ井桁で廻りかける
打太刀はその場で使太刀の動きに連れて動く
使太刀は青岸から切り下げる。太刀を再び青岸に戻しながら仕掛ける。間境より遠くで、右膝を守るように、井桁で刃を上に向け切り下げる。(打太刀を切り上げられる状態)前重心。太刀と右の大腿はほぼ平行。
右半身で右(打太刀の左)へ、間境まで(2~3歩)廻り込む。(大切なのは左肩を見せないこと。右足前の長短一味?)
間境を越えて打太刀を誘う。井桁で刃を戻して打太刀の手首に打乗る。わずかに手が先の剛力(立合一本捕の右半身?)。太刀が上がるきっかけは井桁で作る。肘を曲げるとさらに剣先が上がり、打ち乗ることができる。

練習
1.打太刀は仕掛けない(使太刀の打ちを受けるだけ)
打太刀の動きがないので、使太刀はやや深く踏み込む。落ち着いて自分のペースで井桁を使う練習。

2.打太刀は間境を越える使太刀に仕掛ける
打太刀が踏み込んでくる分、浅い足幅で井桁を使い打ち乗る。

 3.打太刀が仕掛けてくるのに対して、右足を踏み込み右腕を打つ(後の先?)
右偏え身(井桁が使える身勢)の太刀筋で打太刀に打乗れるように、素早く動く練習

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/7/7 負けるが勝ち

【素振り】
初めは西江水(特に左)がうまくできなかったが、前寄りだった重心を真ん中に戻したら、直った。

【九箇の太刀・村雲】
1. 構えから互いに下段に 移行し、使太刀が歩み寄るとともに中段に戻す。
2. 間合いに入ると、使太刀は再び下段となるが、この時刀を反時計回りにして刃を上にする。
3. 使太刀は打太刀の周りを楕円軌道を描きながら間合いを詰めていき、打太刀が小手をめがけて切り込んで来るところを、右半身の井桁を使って押さえる。

※ポイント
・刃を上にすることにより、相手を上段にさせない。
・切り込んで来てから動くのでは遅い。こちらも切り込みたくなる間合いになったら動く。
・掌底でしっかり柄を押さえる。

【手刀対手刀 推手 一か条 表】
※ポイント
女性には普段通りにはかからなかった。耳を取るのが難しい。

【手刀対手刀 推手 入身投 裏】
①(押し合いから)わざと負けて押し込まれる。
②左に転身し、左手に交代、右手を離す。
③右手で相手の膮骨を押える。
④相手後方にステップインすると同時に、左肘を相手の胸前に滑り込ませる。
⑤腕を立てて体を落とし、相手を後方に倒す。

※ポイント
③しっかり張る。
④相手の膮骨を手すりにして、左手でつかまりながら進むイメージ。

【手刀対手刀 推手 小手返 裏】
※ポイント
複数ある転回時には、常に足の拇指球を意識する。

【一か条 裏】
※ポイント
・鷹の爪、又は辰口で相手の肘をしっかり回すこと。すると押さえた後の相手の体は自然に回りに出す。焦って右手で引かないこと。
・ 後半は井桁。左手を下ろすのに伴って、右半身が引き上げられる。

☆本日のひと言☆
押し合いの状態から一瞬押し負けるようにして相手を引き込み、同時に転身してこちらが有利の位置につけるのですが、転身の仕方次第では逆に不利になることもあり、難しいところです。
交渉事において、戦略的な撤退のつもりが、単に相手に付け込まれるだけの結果になったりしてしまうのと同様です。

厚木稽古日誌 2012.7.8 合気柔術事始 「骨は二つある(5)- 合気上げ」・「杖(2)」

~第26回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

前半
OZ先生体操
・四股踏み
・踵の上げ下げ
四股を踏み終わった姿勢から、膝-踵を繋ぐ筋肉(?)を使って踵の上げ下げした。
・上体を股関節に乗せて揺らす
・胸を開く
・掌屈
 手首・手・指を伸ばして、手首を掌屈させ、肩甲骨を引き出した。
・「合気上げ」
「合気上げ」-「掛ける」
掴まれたら、小指の基節骨下と魚腹を近づける。「甲側がストレッチされて気持ちがいいでしょう」とN先生。そして指は張る。朝顔の手。小指で相手の尺骨から肘・肩のラインを捕り、頸椎の下で左右の手からのラインが繋がり、相手に輪が掛かる。両肘を寄せて相手の肩甲骨を開く。相手を引き出す-自分を沈める-相手が浮く、を繰り返す。自分を沈め切ってしまっても、まだ相手が浮いてこなければ、フレームを変えずに、自分の上体を立て直して繰り返す。相手が浮き上がり易い軌跡を前鋸筋を使って腕に描かせ、相手が立ち上がってしまう状況を作る。

N先生の言葉は参考になった。朝顔の手、「掌を小指の基節骨下と魚腹を近づけて窄める」よりも「甲側を伸ばす(ストレッチする)」ことに意識を用いた方が相手の手の内を捕り易い。

自分の肘を「閉じて」相手の肩甲骨を「開く」場面。相手の肩甲骨の柔軟性や可動域に速度や方向を同調させていくことと、抵抗を感じたらすぐに動きが滞らない角度に軌道修正することが難しい。「左右の手で一カ条を掛けているのと同じでしょう」とN先生。確かに一カ条。

「合気上げ」-「受ける」
肩甲骨の下側を剥がして拡げていくところで相手が一瞬止まる。原因は掛けている側の身体に「凝り」があって動きが切れたのか、こちらの肩甲骨の動きが鈍かったのか。いずれにしても「受け」は「動きが切れて流れが止まった」とすぐに気付く。
動きの流れを切らない(迷いのない動きに見せる)ために、身体の内側を繊細に操作する。繊細な操作ができるようになるためには、OZ先生体操は必須。

後半

・転身1から一カ条
太刀を持つ腕の間に杖を差し入れ、左手主導で崩す。
・転身1から二カ条

・転身3から括り付け
左肩に当て相手の中心を捕った杖を、太刀を持つ相手の腕の間に滑らせて差し入れ、左手主導で括り付ける。「二カ条と似ているでしょう」とOZ先生。相手を膝から崩れ尻が落ち込む形になかなか持ち込めない。

・二人取り(杖の両端を取られる)
両端の相手の体重差が平衡になる持ち方をする。杖を持った両手の中央を中心にして30度くらい前後にずらす。一人ずつ前に投げる。

杖は「握り込まない」、「遠い方の手で操作する」に気を付ける。

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/6/30 6月最初の稽古が30日(苦笑)

【九箇の太刀・八重垣】
①使太刀は横雷刀に構え、足は揃える。
②右足を気付かれないように右へ進め、一定程度広げたら、左足を引き寄せ撞木とする。このとき、左爪先と左肩、刀、が相手の剣先を向く。
③刀を振り下ろすと刀を弾かれた相手は輪の太刀でシダチの拳を狙いに来るので、使太刀は懸太刀の後に相手の両腕を押し込む。

【手刀対手刀 推手】
①一か条場を作ってから 、左手で肘を返し、一か条に決める(一か条 表) 。
②相手に隙があれば、反対に相手の肘を取り同様に技をかける(一か条 その1) 。
③相手が力任せに肘を返した場合、そのまま後ろ向きになり、続いて反転し 相手の肘を取り技をかけかえす(一か条 その2)。
④たとえ一か条に極められたとしても、多少でも動ければ、左手で相手の踵を固定し 、右肩で相手の膝上に突進して、朽木倒しにする(朽木倒)。
⑤一か条に極めた後で 二か条に持ち返えてから一旦引き上げ、二か条に極め、三か条に持ち直す(二か条 表、三か条 表)。

※ポイント
④突進する方向は相手の膝に対し 、垂直が良い 。
⑤二カ条から三か条に持ち替える際、相手手首を伸ばしただけで極まる。

☆本日のひと言☆
1ヶ月以上も練習できなかったので、体調不良をおして出てみましたが、やはりつらかったです。
一か条はしっかり押えられていなければ、力ずくで意外に動けるものだと感じました。しっかり押えるには、左手・右爪先・右手が一直線になること、特に右手の引きが欠かせません。

厚木稽古日誌 2012.7.1 合気柔術事始 「骨は二つある(4)- 合気上げ」

~第25回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

前半
準備運動
・四股踏み
・上体を股関節に乗せて揺らす
・肩で腕立て伏せをする
親指を外にした拳を床に付けて腕立て伏せの形になる。肘で曲げるのではなく、腕に乗った肩を上げたり下げたりする。肩を上げたときの背側を観察して、肩甲骨の角が消えてなだらかになっていることを確認した。この体操では肩甲骨を同時に動かすが、虎やライオン(ネコ科の動物)が肩甲骨を左右交互に出して歩く姿をふと思った。肩甲骨の角を消すためにヨガの猫のポーズで肩甲骨の柔軟を図った。

・「合気上げ」

「合気上げ」-「掛ける」

「合気上げ」は相手が接触したときから始まる。掴んできた相手の手の内側に親和する角度を見つけることが難しい。接触した時点で相手に違和感を与えない角度を作る。その角度を維持しながら捕り返し、相手の腕を単なる棒として操作していく。N先生は「朝顔の手。親指と小指を(もっと)寄せて指を(しっかり)張って」とおっしゃった。「朝顔の手」を作ると、確かに手の甲が高くなるので、相手の手の内側に密着しやすい。小指で尺骨を引っ掛け(その引っ掛ける度合いは「これくらいかなぁ」という感覚の3分の1くらい)、肘を寄せて、肩甲骨を巻き上げ、頸椎の下(胸椎の1・2?)を相手の棒状になった腕を自分の腕の延長の如く(マジックハンドでも操ってでもいるつもり?)にして捕る。正座する相手が腰を浮かせ易いように(前傾になるように)自分の質量を下げて相手を浮かせて釣り上げる。

「合気上げ」-「受ける」
掴みにいったはずの自分の腕は、あっさりと捕り返され、抵抗もせずに技を掛けられていく。対峙する彼我と我が身の一部でありながら相手の軍門に降った腕がある、感覚的には、いつの間にか相手と自分の二人だった処に0.5人前の(単なる棒と化した)腕が加わり、2.5人の場に変化したようだった。

後半
返し技-吊腰
正面打ちから一カ条を掛ける。共に吊腰。掛けられた一カ条を掛け返し、さらに・・・と返し技で繋げていく。極小の円形競技場に閉じ込められて、共に内を向いて揺ら揺らと技を掛け続けているような状態だった。相手を倒そうという気を起こして吊腰を忘れると、「負けん気を出さないで!」とN先生の声が聞こえる。「負けたくない」が支点になって、自滅する。変な欲は出さないほうが身のため。

返し技。横浜教室で稽古しているのは合気柔術の技。今日厚木で稽古したのは合気の技。「では柔術の技は?」と伺ったら、OZ先生が「剛力ですよ」とおっしゃった。「剛力」は昨年の春の講習会(「一カ条立合-10本」)で、少し柔らかい技にして教えていただいたが、実はかなりの荒技なのかもしれない。

厚木稽古日誌 2012.6.24 合気柔術事始 「骨は二つある(3)- 合気上げ」

~第24回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

前半
OZ先生体操「基本編」
・四股踏み
・上体を股関節に乗せて揺らす
・胸を開く
・井桁

・「肩甲骨を柔軟にする」
仰臥し肩甲骨で歩いて頭の方向へ進む。

・「合気上げ」
親指を軸に「合気上げ」「合気下げ」
  掛軸を巻き取る(両手後捕の)要領で親指を軸にして回し、相手を浮かせる。沈める。

感覚で「合気上げ」-「受け」の立場から
N先生は支点について「作らない・消す」(前回)「移していってみたら・・・」(今回)と
表現された。確かに先生の手・上肢・上体には角がなく(丸く)・柔らかく、動きは滞らず流れるようにして繋がれていく。

  相手が肩甲骨の下辺を捲って上げようと狙ってくるとき、受け側は、その肩甲骨の下辺の位置を相手が狙っている位置よりも下外側だと知覚していた。(もしかしたら私は小指側に力を掛けて相手の腕を握っていたのだろうか。だとすれば、相手の想定よりも肩甲骨の位置は通常よりも下にあったかもしれない)

  相手の肘・肩・鎖骨・肩甲骨を探るときに自分のそれらにも意識を向けてみたらどうなるのだろうか。自分の肘・肩・鎖骨・肩甲骨を、相手をそうさせたい状態に、先行して変容し、相手に後追い(コピ-)させる。小指の巻きで相手の小指側(尺骨)を巻き捕り、親指の操作で我-彼の順で肩から鎖骨を詰め、両肘を寄せて肩甲骨の下辺を拡げ・相手の肩甲骨の下辺も(小指側からのラインで?)拡げて剥ぐ、このように相手と連動することは可能だろうか?自分を沈め・相手を浮かせる(が、この段階まで進んだら、相手を沈ませずに前鋸筋で浮かせていく)。支点は次々に移。動きの角もうまく削っていくことができるならば、・・・。(あくまでも想像)

  また、手については、赤ん坊、ネコ、イヌが眠りに入るときに、そばに居る人間にぺたーっと身体を隙間なく寄せてくるような雰囲気を(特に甲で)表現できると掛けやすいのかもしれない。弾力があって柔軟な手。

後半
杖対太刀(転身)
 転身1から自然に流れてくる杖を左手で取り、左足を引き相手の左体側を打つ (OZ先生からダメ出し「動きが切れないように!」5回以上も)
 転身2から相手を崩す
 転身3から相手の中心を捕る


講師コメント:さすがです。「合気上げ」の目的は、考えて、試し、感覚を養っていくためのものなのです。

厚木稽古日誌 2012.6.17 合気柔術事始 「骨は二つある(2)- 合気上げ」

~第23回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

前半
OZ先生体操「基本編」
・四股踏み
・上体を股関節に乗せて揺らす
・胸を開く
・井桁

後半
「合気上げ」

・掛ける
まず握っている相手の手の内側から。小指で尺骨を捕る。次いで親指で橈骨を捕る。第2指(人によっては第1指)の(相手の肘の小指側、肩先、鎖骨)方向へ左右から孤を描くようにする。

さらに身体を縮めたり(N先生の「身体を縮められますか?」をヒントにして、腸骨を後傾させて腰椎を沈めた)、肩甲骨を開閉したりして、尺骨・橈骨を捕ったまま、相手を鳩尾辺りで切り離して(上体のみを固めて)、(背中側から釣り出し)浮かせていく。この身体を縮める・肩甲骨を開閉する動きで相手を浮かせていく。

浮かせる途中で、(相手に捕られた)手と(自分が捕っている)尺骨・橈骨の位置は変えない。相手には不変の感覚のみを与え、こちらの変容は隠す。

橈骨で鎖骨を詰め、鎖骨間の中心にある相手の軸をとり、尺骨で肩甲骨を下側から剥がすように、両肘を寄せつつ捲り上げる。動きが行き詰ったら、自分を下げて相手を上げ、自分を縮めて相手を伸ばす(シーソーの)動きを使う。

相手の重心を膝頭にさりげなく誘い出し、浮かせ易くする。


・受ける
「受け」は面白い。握った手の内側で相手の操作を観察する。あっさりと尺骨は捕られてしまう。しかし、私の肘は固いので、相手が肩へラインを繋ごうとすると、攻防になる。さらに肩甲骨は剥がされても、正座してしっかり踵に乗っているお尻でまだまだ頑張れる(相手にとっては後ろ重心になっている)ので、肩甲骨の微妙な開閉を何度も繰り返して浮かせようとしてくる。とは言え、練習の回数を重ねると相手の手・腕は柔らかく動くようになり、どんなに手の内側に注意を集めても動きが掴めなくなった。

しなやかな手は柔らかい皮の手袋をはめたようにピターッと寄り添ってくる。柔らかい動きはこちらの皮膚を微かに引きずる。引きずられないように外そうとしてもどこまでも添ってくる。ヤモリに貼り付かれたガラスの気分。OZ先生曰く「動きが柔らかい人は、意地悪かもしれません」。頷いていいものやら、・・・。

稽古後
更衣室で、次の時間帯を使う他の会派の方から、「何を稽古していたのですか」と聞かれたのが可笑しかった。ときどき「尺骨が外れそうですよ」、「肩甲骨を開いて」とN先生の声が聞こえ、正座して向きあっていた一人が転げる稽古。深い内容だったが、端から見たら、何をやっているのやら。感覚の世界。

厚木稽古日誌 2012.6.10 合気柔術事始「壁は我に味方せり」

~第22回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

前半
OZ先生体操「基本編」
・四股踏み
・上体を股関節に乗せて揺らす
・胸を開く
・背側上部を丸める

OZ先生体操「応用編」
・リノリウムスケートからの応用
 西江水の足を使う練習。木刀を相手の鎖骨に当てる(相手は鎖骨に直接当たらないように、掌を上にして木刀を受け止める)。青岸の構えから(素振りで木刀を振り下したときのように)相手の鎖骨に乗って(相手の軸を捕って)西江水の足で前進する。体勢は前屈みになったり、あるいは逆にヘソが先行したりしないようにする。また相手の腰まで捕っては重くなる。捕って固めるのは上体。

・合気上げ
 握ってきた相手の尺骨を捕り、橈骨も捕れたなら、相手を浮かせ切るまで尺骨・橈骨共に捕り続けることが大切。とかく橈骨が捕れると尺骨が外れ、尺骨を捕り直すと橈骨が外れてしまいがち。また、相手を押したり、突いたりしない。手首の動きは肘の開閉で吸収することで、消す。相手の鎖骨を詰め、鎖骨間の中心を狙い、相手の軸をこちらの掌中に収める。その後、相手の重心を膝がしらにさりげなく引き出し、前鋸筋で上げる。

後半
本日のストーリー「喧嘩をしていたら、相手に襟を捕られて壁際に追い詰められた」

・壁から数歩離れた所で、両手で襟を取られて押され背中に壁が当たった。

壁に寄り掛かったままずるりと身体を沈める。
相手の両肘を鷹の爪で取り壁を尻で押して前に進む-天地投する-内側から足を刈って 倒す。

・壁から数歩離れた所で、片手で襟を取られて押され背中に壁が当たった。

 壁に寄り掛ったまま左(右)に上体を傾げる。
 相手が腹側から壁にぶつかるように胸捕りして、自分の身体と入れ替えで引き寄せる。
 襟を掴む相手の手を包み込む。二カ条へ。

 壁に寄り掛ったまま左(右)に上体を傾げる。
 相手が背側から壁にぶつかるように袖捕りして、(両肩のラインごと)引き寄せ、襟を掴む  相手の手を包み込む。十分に胸骨に密着させた彼我の手を中心に螺旋を描いて小さく回 り、壁際で相手を崩して小手返。回転する軸は自分の背骨ではなく、彼我の手。


講師コメント:西江水、合気上げは、合気柔術上達への重要な要素です。すこしづつマスターしていきましょう。(OZ)

厚木稽古日誌 2012.6.3 合気柔術事始「骨は二つある」

今日はA子さんが休みなので、代筆です。

合気上げ、、、久しぶりのテーマです。私が入門したきっかけがこの合気上げでした。

-対座し両手をとられる状況、相手の腰を浮かせる。

私の場合、相手の手が滑ってしまい、相手の肩甲骨がとれない。
小さく、手が内回転している感じです。

鎖骨を詰めることばかりで、肩甲骨がとれていませんでした。
トウ骨で鎖骨を詰め、尺骨で肩甲骨をとる。という感覚が必要。
つまり以前はトウ骨側のみの意識で尺骨側の意識が薄かったということです。
少しできるようになりました。

ところで、大事なポイントですが、
合気上げの技術は、普段から他の技に使っている肩甲骨までとる技術、とは少し違う、ということです。

合気上げはあくまでも、感覚のトレーニングと考えた方がよさそうです。


講師コメント:支点を作らない、消すという練習も合わせてやるとよいでしょう(N)

厚木稽古日誌 2012.5.24 合気柔術事始「吊って、釣る」

~第20回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

第18回に続きテーマは「吊腰」でした。
準備運動:吊腰を使った「OZ先生体操」
・四股踏み
吊腰で揺れたまま四股を踏みます。片足に重心を寄せて、膝を体側に沿わせるようにして上げ片足立ち。身体の中心に重心を戻して着地します。重心を身体の中心に戻すのが難しい。しっかり戻さずに着地すると、身体の片側だけに床から嫌な反発を浴びます。

・上体を股関節に乗せて揺らす
 吊腰では(先生方によると踵の支点が消えるため)股関節にそれほど強いバネを作ることはできません。足幅を広く取り、揺れを大きくすればするほど、バネを感じにくくなります。股関節だけではなく膝にもバネを感じました。

・井桁崩し
 上半身を左右に分けられなくて困りました。吊腰にすると股関節で足との繋がりが切れてしまうからでしょうか。上半身を腸骨にしっかり乗せ直し(イメージ)て解決しました。

・前鋸筋を使う(1)
吊腰でできた足首のバネに、前鋸筋の緊張と弛緩によるバネが加わります。前腕部では、このふたつのバネを、掌と畳の間に挟まれた空気の密度、あるいは掌と畳の間のバネとして感じました。バネの発生源そのものが持つ感覚と、バネを受け取った(同一の身体の)他の部分の感覚がこれだけ異なるのですから、このバネを受け取った相手の感覚は?

・吊腰で前鋸筋を使う(2)
 N先生から「前鋸筋を感じたまま(下向きの)掌を前に向けて相手を押してみましょう」というご指示があり、相手の体側・背側に手を当てて吊腰で押してみることになりました。しかし「相手の存在」と「押す」に意識が向くと腰を吊ることをすっかり忘れます。「相手はいないことにして、ただ掌を前にして進んでごらんなさい」というアドバイスでやっと吊腰を使えました。「相手を押そう」とするささやかな思考も意志も余計物で、ただ触れたなりに足を運ぶくらいが、実に頼りないのですが有効でした。吊腰自体がなんとも捉えどころがない上に、これを使うときの心持も気が抜けたような具合でした。

立ち技
・片手取り
「吊腰で方向を探り、立ち位置も有利に変えて、眼前の状況でかけられそうな技で崩してみる
練習でした。吊腰の不安定さに気を取られるので、かえって腕の力が抜けて(正確には吊腰に気を取られて腕への注意が疎かになって)いました。崩しやすい方向は何となく探れるのですが、技はどうしたものか、と思考し始めると「(腰を)吊って!」とN先生からお声が掛って吊腰の作り直し。結局N先生が「例えば」と見せてくださった二カ条を試みました。さらに、二カ条をかける立ち位置も「足を動かして決めるのではなく「吊腰で揺れながらヘソの向きを変えて、相手の軸と合わせる」ことを教えていただきました。たまたま力が抜けてしまった腕は、相手の掌からの抵抗を(軟体動物が刺激に出会うと表皮を凹ませるように)のらりくらりとかわして動くのが面白い。次回脱力が上手くできることがあったら自分の感覚を要観察。

・文手取りから肘返しへ(「入身首刈?」は見せていただいたのですが、残酷でできませんでした)
とりあえず肘から先は相手に貸し与えて(放っておいて)肘以外をこちらの裁量で動かします。吊腰のままステップを踏みます。

・四方投
相手の腕を引き出すことが楽になります。引き出す腕の高さには気を付けないと尻抜けに苦労するので要注意。

居捕り
合気上げ
居捕りでは脛がべったり畳に付いている状態で「吊腰」をどう表現するかが課題になります。足は畳に貸してあげて、骨盤から上は自由に使うことにしてみました。合気上げして崩していく途中で相手の抵抗に出会ったら、上半身で解決します。N先生の腹の中には、ダルマ落とし状のいくつかの輪があってそれらを左右に動かして相手を崩していらっしゃるそうです。私も先生方のまねをしてみましが、例えればソフトクリームをコーンに(できるだけたくさん)乗せる動きかな。この練習は実におなかが疲れます。N先生やOZ先生に合気上げされるとすぐに「ポイッ」と放られてしまいます。それでもN先生によると「2,3回は(崩せる処を)探っていますから」とのことでした。 

実際のところ吊腰で何をしているのか。N先生は「人の身体を三層-背側・背骨・腹側に分けるとして、自分の背側で相手の背側を捕っているのですよ」とおっしゃっていました。そういえば、「転身から相手の腕に合気を掛けて釣り出す」を横浜教室のM先生がやって見せてくださったことがありました。腕ならず踵まで釣り出されてしまいました。「なんで踵まで?」
に、「それはそうですよ。(身体は)シームレスな袋に入っているのですから。釣りかたによって、ほら、ね?」と、グルグルストンとさらに崩されました。袋入りの身体を吊腰で踵から釣って、爪先立ちにさせて、回転させて(振り回して)、崩していらしたのかな。(表皮は着包み?)

稽古の帰路目にしたキャッチコピー「かげろう、ゆらゆら 夏、間近」

「吊腰」-記憶に残る初夏の稽古になります。

講師コメント:ここ数回に亘って釣腰をやってきましたが、今回は素朴な釣腰から少し離れほとんど何をやっているのか、わからなくなりそうです。
釣腰はあくまで導入で、着地点は「不安定でなおかつ自由な腰」ですが、よく稽古のポイントを理解し「不安定でなおかつ自由な腰」の効能(副作用)も感じてくれたようです。体に定着させてください(N)

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/5/19 「場」を作る

【九箇の太刀 大詰】
①使太刀は、刀を真正面に捧げるように持つ。左手の拳が目の高さ。打太刀は正眼のまま待つ。
②使太刀はそのまま打太刀に向かって進む。打太刀は大きく踏み込んで使太刀の奥小手を打つ。
③使太刀は左後方に引き下がって刀を避けるとともに、左手を刀から外す。続いて前足を出して打太刀の頭めがけて刀を振り下ろす。

※ポイント
①使太刀は腕を伸ばす。
②打太刀は頭が下に向くまで、刀を振り下ろす。

【手刀対手刀 推手】
• アイスピックで眉間を狙われるシチュエーション。右腕で受ける。相手は圧力をかけ続ける。
• こちらは負けず「場」を作る。

【手刀対手刀 一か条 表】以下、「場」を作ったところからスタート。
• 左手で相手の肘をめくるようにして一か条とする。
※ポイント
小細工せずに、普通にめくって、下に押さえつけるようにすると良い。

【手刀対手刀 二か条 表】
• 左手に交代、続いて右手だけで二か条に極める。
※ポイント
相手の手首を直角になるように押さえつけ、そのまま時計回りに回す。

【手刀対手刀 入身投 表】
• 左手に交代、入身して相手の肩に右手を当て、後へ倒す。
※ポイント
• 押してくる相手との接点を動かさずに、入身する。
• 右手で相手の襟を掴んで手前に引き倒す技もある。

☆本日のひと言☆
上級者になると、相手と接触した瞬間に「場」を作ることができるようになります。つまり、暴漢が殴りかかってきたり、武器を持って襲ってきたりしても押し込まれずに、次の技をこちらから仕掛ける余裕が生まれるわけです。

厚木稽古日誌 2012.5.20 (明日は金環日食) 合気柔術事始「体当たりを往なす」

~第19回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

準備運動(OZ先生体操)
・リノリウムスケート
 本日の稽古場は畳床ではなくリノリウム床だった。スリッパを履くとスケートができる。
 「滑る」状況で西江水の足を使ってスケートをした。ハの字に進む。重心は1:9の割合で後ろに残しできるだけ前足を滑らせて、最後に後ろ足の第1趾側面で押し出す。

・四股踏み
 片足に重心を移して、体軸がぶれないように膝を身体に引き寄せて上げる。さらに腸骨を傾けて限界まで引き上げたら、力を抜いて落とす。落として身体の中心で着地の余韻を感じる。

・上体を股関節に乗せて揺らす
 吊腰で、かつ胸は縦に開いて練習した。足幅ははじめ肩幅、次にもう少し広めにとったが、いずれも腕は脱力するので身体に巻きつく。吊腰は正しく仙骨を中空からぶら下げて作る。鳩尾の上辺りを縮めても腰を吊ることはできるのだが、これでは、上体が捻じれるばかりで、「上体が左右に切り換わるバネ」を股関節部に感じることはできない。

・井桁崩し

・前鋸筋を使う
肘は体側に付けて曲げる。掌は下向き。前鋸筋を使って肩を下げる。

稽古後半
・OZ先生体操「前鋸筋を使う」からの展開-前鋸筋を使って「身体を固め」、押され負けない」体勢を作る
 「フレームを作って相手を固めて崩す」練習は何回もしてきたが、「自分が固まって相手を崩す」ことは今まであまりしてこなかった。判然としなかった。OZ先生はにやりとされ、代わりにN先生が「確かに『固まる』と自分が崩されるリスクも負いますが、『崩す』ことにも使えるのです」と教えてくださった。

・ストーリー「駅のホームに電車が入ってきたときに後ろ・横・前から押されたが倒れない」を練習した。(OZ先生のストーリー付き練習、久し振り!)
 (直立)後ろから押された-「身体を固めて」相手が押してきた力を第1趾に流して溜める-溜めた力を(相手に返す)
 (足は右足前の撞木)右足前方向から押された-「身体を固めて」相手が押してきた力を、膕を伸ばした左足の親指に流して溜める-溜めた力を(西江水の足で相手に返す)
 (足は右足前の撞木)-左足(後ろ足)方向から押された-相手が押してきた力を右足第1趾に流して溜める-溜めた力を(西江水の足で相手に返す)
 (両腕を胸の前でクロスして直立)-相手が押してきた力を背の反りを無くし(丸めて)踵へ流す-(踵から相手に返す-N先生の表現では「足で合気上げして」返す)

OZ先生は練習の終わりに、次のようにおっしゃった。
「要は、どの方向から攻撃されても万全な状態にしておくことです」
N先生は「そのために、いつも(身体は)浮かしていますから」と言葉を添えられた。
「万全な状態」と「浮かす」が同時に使われるのが面白い。フワフワして完璧に備えるって何だろう?

・「体当たりを往なす」
まず、体当たりを受けたら固めた身体ごとずるずると押される練習をした。(身体を固めて使っているかを確認するための練習だったと思われる)

次に、肩から腰帯辺りにぶつかって(タックルして)くる相手を、とりあえず受け止めて、相手の力の向かっている方向を(受け止めた)接面で観察(他の人はどうやって観察しているのだろう。“観る”、“感じる”、“嗅ぎ分ける”、“読む”“聴く”・・・“味わう”もありか?私は“聴く”かな)して、逆らわずに流す。流し方は、ずるりと肩・腕を接面に対して水平に(ちょうど力の流れる先の地面に落ちている物を拾うように腕を伸ばす要領で)落として往なす感じ。左右に往なし分ける。OZ先生は「Y教室で練習しているあの(前腕)『コロ』ですから」と説明していらした。講習会で教えていただいた(技の名称は相変わらず覚えられない)「後ろから両手を取られた状況から、相手を『(館長曰く)尻の半分』で引っかけ抜いて投げた」技ではお尻が”コロ“になっていたのかしら?

厚木稽古日誌 2012.5.13 合気柔術事始「吊り下げ、作り、探りつつ、崩す」

~第18回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

歩法(1)
相手の方へさりげなくすらすらと足を運ぶ。
(私の場合は)歩行中に身体が上下するので、水平に歩くことが課題になりました。
N先生からのご提案で、まず、木刀を両腰に差し、撓を青岸に構えて歩きました。なぜか水平に歩けました。少なくとも、畳上では。
次に木刀をはずして歩いてみました。木刀を差して歩いた記憶が身体に残っていたからか、水平に移動できました。
床上では。再び上下の動きが発生。原因は、畳上よりも足裏に伝わる反発が大きく、それを弾みにして前に進もうとするところにあるようでした。
ということで、前に進もうとせずに、むしろ足幅を小さくして足を運ぶようにしたところ、水平に進めました。総持寺の雲水がすらすらと眼前を横切った姿を思い出しました。あの雲水のように歩きたい。

歩法(2)
(1)の歩き方をするとき、仙骨は吊り下げられたように持ち上がり、第一趾骨に力が集まります。腹筋は締まり、肩の力が抜け、やや前傾。外輪に歩く私といえども、仙骨を吊られると足先はまっすぐに向きます。N先生が「その姿勢でいいです。踵には薄紙一枚分の浮きを感じられますか」とおっしゃった。確かに、踵は浮きます。仙骨に繋がる糸をひょいと引かれたマリオネットをイメージすれば、この姿勢を再現することは可能。

転身(1)
仙骨を吊られた姿勢で転身。すでに踵が浮いているので、踏出す足の動きは速くなります。続く足は仙骨からぶらりと下がった状態のまま、先に踏み出した足につられて動くだけ。転身は全体に速くなりました。転身1で「(踏出す右足)壱、-右股関節に乗る-(後続の左足)弐」だったリズム。これが、(もちろん股関節に乗って動くのですが)右足と、ゆらりと下がったままついてくる(構ってやらなくても足先で行き過ぎをセーブまでして着地する)左足の1セットの動きになり、リズムが「壱」になる感覚。

転身(2)
素手対太刀。踵が浮いている分半ば転身の動きに入っています。ぎりぎりまで待ち受けて、落ちてくる太刀の中に入ります。これは落ちる太刀の風が頬に当たるので怖い。先に、太刀に見立てて振り子を大きく揺らして試したときには踵の浮きを認識できたのですが、太刀となると腰が引けてしっかり踵に乗ってしまいがちです。
以前に横浜教室のM先生が「(ご自分の肚から相手に向かって手で輪を描くようにされながら)身体の中から動きを作って、すっと転身できるといいですよね。まぁまぁまぁまぁ・・・(フフフフ)」と呟いて笑っていらしたことがありまし
た。M先生が呟きの中で意図されていたことと、仙骨を吊り下げてできる状態が同じものかどうかは分かりませんが、吊られれば確かに体勢はONになります。

技への応用
以下全てを、「『仙骨を』吊り下げ、『フレームを』作り、『相手の状況を』探りつつ、『相手が抵抗できない処へ』崩す」で行いました。難点は、「相手の状況を上半身を『水平な』に揺らしながら探る」でした。(「水平な動き」についてはOZ先生の準備運動「上体を股関節に乗せて揺らすを参照)

・一カ条
「仙骨を吊り下げた」状態で転身。右手で相手の攻撃を受けたら、フレームを作り上半身を「水平に」揺らしながら、相手を観察します。崩しまで「仙骨は吊り下げ」たまま。

・二カ条
二カ条で捕る-相手の正中線と捕った手と自分の正中線を繋ぐ線を引く-フレームを作る。ここから上体を水平に揺らしながら相手との状況(相手は自分の動きに素直についてきているか、相手の動きに軋みは生じていないか、自分の姿勢は維持できているか)を読みつつ、自分の重心を沈めて行く。相手を沈む自分の道連れにします。

・三カ条
吊られている感覚を失わないようにして、尚且つ上体を水平に動かして、相手の抵抗をかわしながら捕った腕を体側に並行になるように運び三カ条できめます。

小手返
吊られていると、爪先でステップを踏みながら崩しまで一気に進行します。

四方投(表)
「尻抜け」は吊られているからこそできる。足の蹴りではなく、お尻で後方へ進んで、相手の前腕を見ながら身体を抜きます。

車倒
肩甲骨からしっかりと伸ばした左手を相手の前腕にトンと当てて、フレームの半分を作ります。右手を肩口に当ててフレームを完成させます。(N先生は左手だけでフレームを作っていらした。右手が当たったときのご自分の胸・右腕の角度を想定して空間を確保し、不可視フレームを仮設していらしたようだった)「相手の腕」・「踵までの体側」と「指先と踵を結ぶ空間上の直線」が作る直角三角形の底辺を軸に「回転ドア(N先生の表現)で(ドアを回転させるようにして)崩す。

おまけ(道場の清掃前に)
「合気上げ」に「吊り下げ」を応用すると相手を崩しやすいことをさらりと教えていただいた。崩された側から状況をあえて説明するならば、すでに「合気上げ」によって上体が浮かされたところに、「捉えどころのない, どこから現れたのか不明の, 力ではない ”something”がやってきて、・・・ゆるゆると沈められた」といったところでしょうか。感覚を言語化すると奇天烈としか言いようがないものになってしまいます。

講師コメント:ひとつ階段を昇ったようですね(N)

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/5/5 こどもの日、家族からの顰蹙を振りきって・・・

【素振り】
• 西江水は最初右がまずかったが、前寄りになっていた重心を真ん中に修正したら、直った。

【九箇の太刀・小詰】
• 剣先が右外を向くようにする。
• 相手に遠慮して刀を手前に納めないようにする。
• 最後はしっかり前重心に乗る。

【手刀対手刀 推手】
• 撞木の足になり片腕を合わせて押し合う。肩甲骨と西江水で押す。
• 寄り掛からず、腕で押さず。
• 肘は外に張る。

【手刀対手刀 推手 一箇条】
• 押し合いから、接触面を保ったまま力をずらしていく。
• 相手の肘がある程度浮いたところで捕らえ、一箇条に極める。

☆本日のひと言☆
今年のGWは雨が多かったこともあり、東京在住の筆者はずっと近場で過ごしておりましたが、唯一東京の外に出たのが横浜教室でした。横浜教室は厳武館本部に程近く、西スポーツセンターにて前半は木刀を使った基礎鍛錬、後半は体術の練習を行っています。他の教室の指導員も一緒に練習をする、いわば総本山的な位置づけになっています。神奈川県の人のみならず、東京や埼玉からも人が集まってくる引力がそこにはあるのです 。

厚木稽古日誌 2012.5.6 合気柔術事始「膝で崩す」

~第17回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

稽古前(先生方が試していらしたこと)
・間合を測る
 1.近づいていって握手する 2. 太刀を持って近づき太刀を握らせる(太刀と握手させる) 握手はできるが、ちょうどよい位置で太刀を握らせるのは難しい。

準備運動
・四股踏み
 足に力は入れずに(膝は自然に曲がった状態で)あげ、土踏まずから落とす。落とした時に、大腿部に置いた手・腕を通して肩に力が伝わっていることを確認しながら繰り返す。

・上体を股関節に乗せて揺らす
 -その場で何回かジャンプする。身体の中心を意識して着地する。うまく着地できると、着地で発生した衝撃の余韻が身体の中心でバネの弾みのように感じられる。中心は思ったよりも身体の前面(脊柱の腹側)で鳩尾の少し上。中心を認識できたとき、肩は被るように前に落ち、内転筋は締まり、膝は内向き、両足の親指内側に力が集まっていた。外形は大型類人猿風。

 -身体の中心が確認できたところで、4月15日の「上体を股関節に乗せて揺らす」を再度練習した。まず、中心を維持しつつ、膝の力は抜き、上体を股関節に乗せて動かす。中心がずれたら、ジャンプして中心を再確認する。

 -さらに、N先生から課題「(股関節に乗っている)上体をヘソ上で切り離せますか?切り離せたら、今度は時間差をつけて、ヘソの動きに遅れて腕がついてくるように動かしてみなさい」が出された。このとき肩はあくまでも水平に(身体を捩じって肩を身体の前面に巻き込むような、または一軸でクロールするような動きは混ぜないように注意して)移動する。

・胸部を縦に開く
 胸骨の間隔を拡げることは(私にとっては)容易ではない。オペラ歌手も胸骨や鎖骨をできるだけ前に出すストレッチをすると聞いている。この練習で呼吸器が丈夫になったらいいな、と思う。

・前鋸筋を使う
 OZ先生が前鋸筋の力をもっとも広範囲に伝えられる姿勢を研究されていた。肘を肩のライン(けっして肩から下ではない位置)にして上腕を上げ、胸を縦に開いた姿勢?

稽古後半
「膝で崩す」
両手を掴んできた相手を「合気下げ」した後、膝の力を抜く。下げられた相手が浮き上がってくるのを(慌てずに!相手の浮上をじっくり観察する。少しばかり底意地の悪さを感じる瞬間)待ち、技6本「一カ条」「二カ条」「小手返」「入身」「四方投」「一カ条裏」へ展開する。

・「一カ条」「一カ条裏」では、「合気下げ」後に浮き上がった相手の右手を切り上げ、「小手返」「入身」では、切り下げる。
・「二カ条」は、「合気下げ」後に相手の尺骨を「ころ」にして小指を掛け回し、改めて右手で相手の左手を捕り2カ条をかける。

「膝で抜いていないですよ」と何回もご指摘を受けた。上体のフレームを崩しては意味がないにもかかわらず、膝ではなく肘・肩で抜いてしまう。胸骨を横に開いて張れば「合気下げ」で作った上体のフレームを維持できる、とは分かっているのだが、・・・難しい。もっと胸骨の可動域を拡げて、フレームにロックを掛けられるようになりたい!目指せ、オートロック。

稽古後
「二人捕り」体験
(第一回目の今日は)先生の視野に入る左右の位置から二人が時間差をつけて、「正面打ち」・「袈裟切り」・「突き」のいずれかで攻撃した。先駆けは、制されその場で固められるか、次の攻撃手の盾として利用される。もはや選択肢は同士討ちか、潰されて味方の下敷きになるかのみ。次回は二番手を務めようかしら。

講師コメント:ジャンプの後のよい姿勢が、前かがみに感じられたようですが、それでいいのです。普段がすこし後ろ気味の人が正しい位置を知ると、とても大きな変化に感じられます。それに慣れてしまいましょう。
「意地悪」というコメントがありましたが、上級者は相手の動き・重心などを冷静に(意地悪)にみています。思い切り意地悪な人になって、合気柔術を楽しみましょう!(OZ)

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/4/21 下手の横好きだけど

【素振り】
• (間に合わず)

【正面打ち 二か条(手の内で「探る」とは)】
• 二か条の手を作る時点で、相手の肘までは固まる。
• 続いて自らの肘を内側に寄せるような動作により相手の上腕までを固める。
• さらに肩まで固めれば完成(ここは言葉では表現が難しい)。
• 柔らかく持つ。強く握ると却って効かない。

【正面打 転身3 一か条裏】
• 最初に右手は相手の肘をせり上げるようにする。

【正面打 転身3 四方投表】
• 相手の腕を手前に巻き込み続けるのが要諦。そのために両手のみならず、腕に自分の背中を密着させ続ける。だから、腕を上に上げてはいけない。首だけを下げてくぐる。

【正面打 転身3 四方投裏】
• 自分が辛くないポジションでまわる。
• 回るには爪先か踵のどちらかで。ベタ足はダメ。
• 推進力は足の回転から得る。だからといって、体を振って足を回してはならない。
• 相手の腕を引き出してできたスペースに密着して入る。離れずぶつからず入るには、取った前腕同士、続いて二の腕、肩と順に付けて行くと狙い易い。
• 左爪先の真上に左手が来るように。ただし、先導するのは左足。
• 左手はやや下に巻き込むようにする。
• 左手は常に臍の前。臍が左手を追いかけるのも良い。
• 膝は内側に。

☆本日のひと言☆
一か条裏は相変わらずですが、四方投げが本日一つレベルアップした気がします。決して得意ではないのに、なぜか私は四方投げが大好きで、四方投げだけの講習会があったとしても飽きずにやれると思うくらいなので、このレベルアップの感覚は大変嬉しいです 。
さて、本日は雪が谷教室を紹介します。毎週水曜日の夜に東急BE雪が谷校にて「初心者のための古武術」という講座を開いています。その名の通り武道未経験者や体力に自信のない初心者の方でもご参加いただけますが、毎回小原館長の直接指導を受けられるので、「本格派」の方にも十分ご満足いただける内容となっております。場所は、東急池上線の雪が谷大塚駅直結です。お問い合わせは、東急BE雪が谷校(電話03-3728-7231)までどうぞ。

厚木稽古日誌 2012.4.22 合気柔術事始「空間に案内線、身体に折り線」

第16回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

昇級試験向け稽古

注意点は以下の通りです。 

・転身(1~3) 杖対太刀
足幅は意外にも小さく、素手対太刀の転身の場合と同じ幅。 

「(槍のように)突き刺す」や「(前のめりになって)押す」のではなく、杖が相手に当たる間合いに転身する。

転身1。抱え杖から、杖を掌(小指側手首から第2指のライン上)・肘(恐らく鷹の爪で親指を掛ける骨)、(右背側)腸骨上辺の3点で支え、左手は鼠径部。後ろ杖先が相手から見えないようにします。
転身1からスタート地点へ戻る間に杖中央を両手で持ち、戻った時には右手は鼠径部下へダラリと下がり杖先は地に。杖が相手から見えないようにします。
転身2。杖を柱時計の振子のように(平面を切るように)相手の右脇下を目指して先行させ、左転身します。先行する杖と連れて動く身体の距離を一定に保つために、また、杖を止めるためにスピードコントロールが必要です。膝の向きと、頭上で杖を受け支える両手が同一平面上にあることが相手を崩す要諦。
転身2からスタート地点へ戻る間に、杖両端を持った万歳の形で頭上に挙げ、戻った時には、左手の位置は頬、杖は右掌の窪みに載っています。杖が相手から見えないようにします。
転身3は六方の足で取揚げ、千鳥・撞木で(軌道に注意して)相手の左肩(ココ、正しくは左頸動脈あたりです:N注)に向かい、背骨を確実に捕ります。取揚げから相手の左肩に当たるまで、右掌は(太刀でいえば)峯を滑り、相手の左肩に当たったら杖を軽く握って止めます。「峯を滑る手」が難題です。

杖の稽古の終わりに、N先生が一定のリズムで転身を繰り返す一人稽古を見せてくださいましたが、速さはメトロノームで84くらい。帰宅後、物は試しと測ってみました。室内で計測するため天井を傷つけないように、服地の巻き芯を使ったので、重量にハンディがあったのですが、それでも型を崩さないで出せる最高速度はメトロノームで56でした。特に転身と転身の間の杖の扱いでもたつきます。尚、一人稽古では転身3の千鳥の足は正しくハの字にします。

・素手対手刀
右転身一カ条表
横浜教室でもご指摘を受けた「崩しが甘い!」を何とか解決したいものです。「耳を捕る」そして相手の上腕に乗って崩し切れるかどうか。N先生から「それでは自分の爪先に自分が乗っているだけでしょう。井桁ですよ」とご指摘がありました。(自分の体重を自分に掛けていた?相手にとっては痛くも痒くもない状態を作っていたなんて!「体重が軽いことが問題なのではなくて、体重が使えていないことが問題」と館長が以前におっしゃったのは、こういうことだったのかもしれない)
崩れた相手を尾骨方向にスライドして「固め」へ誘導する場面。「相手の両足間、尾骨方向に向けて入れた左足の膝が『進む』動線」と「左手の『引く』動線」(この2線間には想像以上の鈍角)からできる、相手を尾骨へ向かわせる(尻もちをつかせる)ベクトル。このベクトルは、大きくなりがちな足の力と弱い手刀の力を(足の力を弱め、手刀の力を強めるなどで)均等にして作り、軽く後ろ重心にさせられた相手が思わず戻ろうとする方向に崩し固める。

右転身二カ条
苦手な二カ条。自分の正中線-二カ条の手-相手の正中線を結ぶ線を(空間に)引き、その線に向かって上胸部でお辞儀をします。

右転身三カ条
転身後、左-右-左と股関節を乗り換えながら相手の腕を3カ条の型にしていきます。上体を崩した後、相手の上腕に自分の右足が当たる処にステップインできるかどうかが課題。

左転身小手返し裏
背中合わせから小手を返して振り向き、当身。(当身で相手を仰け反らせるには繰り出す処と手の甲を返すタイミング)

左転身入身投裏
右肩口に相手の頭を大切に抱え(正しくは相手の左耳直下辺りにある巻貝状の骨に親指を引っかけて、右手全体で頭を抱えるのですが・・・、できません)左手で「生え際を擦り」、頸椎を折り、さらに膝でも折り崩せるならば、彼我共に楽に仕舞えます。

転身3一カ条裏
鷹の爪で「耳を捕る」、並んでお辞儀、後方へ回ります。(横浜教室で拝見した先生方の足捌きは美しく、爪先だけで回転、または爪先と踵の組み合わせで回転、流れるようでした)

転身3四方投げ表・裏
相手次第で選択します。まず脈所を取った時点で、選択肢1「(肩甲骨が引き出せれば)そのまま自分の前頭部に付けた相手の腕を擦り抜ける
または選択肢2「(肩甲骨が引き出せなければ)尻抜け後、腕を首に巻きつけながら抜ける(相手の腕は自分の頭を通り越し肩を越え、越える過程で梃子の支点は移動し続けテンションは掛ったままの、相手にはタイトな状況が現出)
最後の崩しの足は、選択肢①「前に出る」または選択肢②「後ろに引くか、相手が崩れ易い方向を見定めて決めます。

小太刀対太刀

右転身一カ条表
鷹の爪を使って、「相手が抵抗できない(重心を爪先に掛けさせ、背骨から肩に力が伝わるラインを切って、背骨から起き上がる力を無効にする)処への誘導を教えていただきました。重心を後ろに残しているにもかかわらず、崩したつもりでいたので、「これでは簡単に反撃されますよ」の言葉とともに、N先生がいとも簡単に上体を起こされたのにはびっくりしました。「崩しが甘い!」

左転身小手返裏
背中合わせから振り向き「(得物を持った相手の)肘を折る」の「折る」が難しいです。

左転身入身投裏
得物を持っているために右手が使えないなら、肩を使え!利用できる処は頭の先から爪先まで利用しようという発想が堪らなく面白い。ただし、利用したい処を利用できる身体になるのはきわめて難しいのですが。

転身3一カ条裏
問「どうやって得物を気にしないで十分に回転するか
に対するN先生の解は、「鷹の爪で掴んでいる自分の左手を使って、得物を持った相手の腕にできるだけ中心から離れた軌道を描かせよ」

転身3四方投げ表・裏
(USBを差し込む指の形で、親指で)相手の橈骨と(四指で)尺骨を取り、親指第1関節辺りで引っかけ下げ、それを追うように四指が橈骨を押し下げるように回転させます(ココ、正しくは親指が橈骨を押し下げ四指が尺骨を押し上げるです:N注)。橈骨と尺骨をさっさと掴めることが前提です。「表」では、橈骨と尺骨を操作して、肩甲骨を引き出し、得物を遠ざけ自分が安全に入れるだけの隙間を確保します。「裏」では得物を相手の脚に押し当てて入身します。

講師コメント:本当に細かなところまでよく覚えていて感心します。技を掛けているとき、掛けられているとき、自分の体でどのように感じているのかを文章化してみてください。力感や力線、重心の位置が技を磨くヒントになります(N)

厚木稽古日誌 2012.4.15 合気柔術事始「ミッシングリンク-上半身と下半身を連動させるもの」

~第15回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

準備運動
4月1日のOZ先生のテーマ「上半身と下半身の連動」続編。
・導入
仰臥位。膝を曲げ、尾骨から仙骨・腰椎・胸椎の下側まで順に腹筋で上げる。次に、頭を頸椎から胸椎まで順に腹筋で上げる。
以上の動作において、いくつもの腹筋が使われていることを観察した。
OZ先生は3箇所、N先生は4箇所で、使われる腹筋が変わることが知覚できるそうだ。

今回は鳩尾とヘソの間にある筋(腹筋)を窪ませて(入れて)以下を練習した。 

・四股踏み
 先生方は、今回の腹筋の使い方で、「(四股踏みが)やりにくくなった」とおっしゃった。

・上体を股関節に乗せて揺らす
 腕が身体に巻きつかなかった。やはりまだまだ肘の脱力が不十分ということだ。

・胸部を縦に開く(1)
 胸骨を動かしてみる。

・胸部を縦に開く(2)
OZ先生ご持参の縦半分に割った竹の半円側を鎖骨下で渡し、両サイドを(鉄棒の)順手で持つ。胸を開いたときに竹が撓ることを確認する。胸を開くためには前鋸筋を使う。すると、竹を支えている小指に力が集まることが分かる。このことから、「小指を意識すれば、前鋸筋が使える。だとしたら、手がどの位置にあっても小指を意識することで胸を自在に開閉できるのですよ」とN先生。
OZ先生は「サッカーボールを胸で受ける」、N先生はヒップホップでこの「胸を縦に開く」動きを見せてくださった。

・朝顔の手を保持したまま体幹・上肢を揺らす
 肩・肘の脱力が前提になるので、難しい。脱力を意識すると、テーマ「上半身と下半身の連動」がおろそかになってしまう。N先生がベリーダンスの動きで「連動」例を見せてくださった。

稽古後半
昇級試験向け稽古
留意点を記す。

転身(1~3)杖対太刀
「攻め」を表現すること。OZ先生から「左転身では相手との間合をもう少し取り、杖が相手の右脇下を攻めるように」とのご指摘を受けた。転身3では「左足の六方で取揚げる」
N先生は「千鳥の足から撞木の足までの杖の軌跡は、(杖は円形だが、太刀と同様、もっと刃筋を考えて)最終的に相手の背骨を確実に取る位置へ向かって描かれる」と話された。

素手対手刀
2カ条
 小手返しと同じく、相手の手首の皺部分に小指を掛け親指で手の甲側から第2・3・4指いずれかの中指骨の間を取る。相手の肩を引き出し、肘の外方向に軽くテンションを与える(肩口の変化を観察する)。相手と自分の腕が作るフレームを崩さずに、(腰ではなく)胸骨上部で上体を折り、相手が下がり自分が上がるシーソーの動きで崩す。(未解決)

3カ条
 (相手の右手甲側から)第2指中手骨を(自分の左手)魚腹親指側でモンキーレンチをはめるように引っかけ、右手首が折れないように添えつつ(あくまでも「添えるだけ」で)、相手の体側に並行になるように腰で挙げる。

小手返
 背中合わせから振り向き、相手の右手の3・4指間を親指で攻めるが、相手の視線を自分の進行方向から外すために、当身を下からぬーっと出す。難題。当身を繰り出すスタート地点が悪いので、全く相手をのけぞらすことができない。次回は当身を相手の顎辺りから急に視野に入れるようにして、不意をついてみたい。

入身投
 「相手の生え際を撫でて首にテンションを掛ける」右腕の角度がやはり難しい。要練習と痛感する。

一カ条裏
 転身3から相手の耳を取る手は「鷹の爪」にして体側から踵まで軽く引っかけて釣り、共におじぎをしてから、回る。「(鷹の爪で)引っかけて」の表現をされたのはN先生。昨年、横浜教室で一カ条裏を稽古したとき、館長から「大根を抜くように、でも(そのとき対手をしてくださっていたOZ先生を見て)OZ先生なら牛蒡を抜くように、かな・・・」と教えていただいた。しかし、大根も牛蒡も抜けなかった。もしかしたら「抜く」は「引っかけて」と言葉は違うけれど、(崩すプロセスで使われる)同じ技巧だったのかもしれない!


講師コメント:私達、講師はひとつの動作を説明するのに、いろいろな表現をします。それは人によって理解できる(あるいは理解したと思える)言葉がちがうためです。自分に合った表現に従って、動いてみましょう!

厚木稽古日誌 2012.4.8 合気柔術事始「外見も大事、中身も大事」

~第14回厚木稽古忘備録 (担当はN先生)

いつも通り、各自、ストレッチ、前方回転受身・後方回転受身・(前)膝行・(後)膝行をした後、厚木教室のテーマ「内部感覚を養う」の稽古に入りました。

・四股踏み
片(右)足に重心を寄せて、(左)足を(右足に)揃え、力は(右)足の親指に集まる(または、小指側に力が抜けてしまわない)ようにします。視線は(右)少し前方へ落とすようにして、頭が下がっていくのに合わせて(左)足を上げていきます。左右、何回か繰り返しました。

・お尻歩き(井桁崩し)
足を投げ出して座り、お尻で歩きます。N先生は「竹馬に乗って歩いているみたいでしょう?3畳分をじっくりお尻で歩いてみましょう」とおっしゃったのですが、後ろ向きの膝行と同じくらい疲れました。
帰宅して、チューブを両足の土踏まずに回し掛け、両手で張るように持って「お尻歩き」をしてみました。両脚先のチューブが四角から平行四辺形に変化するようすを見ていて、N先生がおっしゃっていた「身体を四角から平行四辺形にして使う、井桁崩し」ってこういうことなのかしら、と思いました。

・左右の股関節に乗る
両足を肩幅に開き、足先・膝はやや内向きにします。股関節の部分を、お椀とそのお椀を被った骨でイメージします。お椀の中で骨をクルックルッと回して、左右の股関節に「上体を水平にスライドさせて」乗せます。「水平に」ができるようになるまで、「身体が上下に揺れて見える」「余分な動きがある」「(先生方と)違うところで動きを作っている」と何度もご指摘を受けました。お椀とそのお椀を被った骨の間に隙間を作って回していたためです。次々に指摘される余分な動き(多分、癖)を消していくことが、楽しいです。
N先生から「股関節に乗るとどこに力を感じますか?」と聞かれたので、「お尻の外側に、回転を止めようとする力を感じます」と答えたら、N先生は「私は股関節が動く感覚だけで、お尻には全く力を感じません」と言われました。おもしろい、と思いました。きっと、N先生は股関節なら股関節だけで、回ったり、止めたりする動きを完結させられる方なのでしょう。たぶん、身体の中をいくつものパーツに分けることができて、他のパーツの助けを借りないでも、単独のパーツの中だけで動きを完結させてしまわれる。と、同時に、必要なときには、いくつかのパーツだけを繋げたり切ったりされている。(想像)

・皿回し
先生方がなさっているのを見ているとまるで中国雑技団の演技のようでした。掌に水の入ったお皿を載せて、落とさないように、掌を水平に保ちながら、回転を入れて上下に往復します。外回し・内回し・左手・右手を組み合わせて、4パターンを練習しました。4月1日にOZ先生に教えていただいた腕の運動のヴァリエーションです。この稽古はできるだけ身体を大きく回して使います。N先生はラジオ体操の「身体を右、左と捩じって腕を振り上げる動き」をされて、「これくらい大きく動かしてお皿を載せた手を回してごらんなさい」とおっしゃいます。自宅で、(さすがに割れ物と水浸しは困るので)木製の器にゴムボールを入れて練習してみました。肩甲骨が疲れました。

・「朝顔の手」のまま肘・肩の力を抜く
「朝顔の手」、両手を合わせて朝顔の形にしたときの片手。掌は窪ませて、5本の指は張るのですが、小指をできるだけ外側に張り出すのがコツです。この「手」を作るとどうしても肘・肩に力が伝わってしまうのですが、そこを「何とかして抜きなさい」と言われてしまいます。まだできません。

この動きと「皿回し」の動きを稽古していて、ラテン民族がうらやましい、と思いました。肩や腕を動かして楽しそうに話すラテンの老若男女。そして、あの人たちの体型を思い浮かべると、胴体がしっかりしていて、肩や腕が自由自在に動いています。もしかしたら、胴体がしっかり支えているから、自在に使える・・・、「腕を胴体から切り離す感覚」が分からないのならば、むしろ胴体にすっかりお任せにする、という発想では、・・・?

・小指側から合気をかける・親指側から合気をかける(四方投げへの導入)
掌を上に向けた相手の両手に、上から脱力した両手を被せます。脇下の筋肉を締めて圧を掛けます。(素振りで太刀を下ろして手の内を締めたときの要領?)ここから圧を変えずに相手を前後左右に揺すってみます。こちらの動きにつれて相手が動いたら、次の段階へ進みます。文手で、小指側から皮膚を軽く擦って引くようにして、相手を股関節で回します。これは、相手が股関節で「楽に」回る位置を見つけるのが大変に難しかったです。次の段階では、親指側から皮膚を軽く引っかけて腕を取ります。残り4本の指で橈骨を手前に被せ返すようにして、掌から続く前腕を自分に向けるようにします。肩甲骨をグルンと剥がして、
下から脇腹を通って足首まで、相手をストレッチ状態にできれば、入身する隙間が目の前に見えます。


講師コメント: なかなか腕の力が抜けずに苦労しているようですね。肘掛けに腕を置いた時には腕、肘、肩の力はどうなっているでしょうか?肘掛けに腕をのせた時と同じになるよう、腕をもう一方の手で支えたときどうなっているでしょうか?さらにそれからそっとその手を外したらどうなりますか?力を抜くヒントかあるのではないでしょうか?(N)

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/3/31  昭和の日には、昭和の合気道

【素振り】
• 腹筋に力を込めて仙骨を丸める意識を大切にした。

【九箇の太刀 捷径】(以下、ポイントのみ)
• 歩みを緩めないこと。
• 剣先は常に相手の正中線を指す。歩く時も、剣を受ける時も、押し込む時も。
• 相手の剣をまともに受けない。やや斜めにすると、力を受け流すことができる。

小太刀対太刀
【右転身 一か条 表】
• 相手の耳を通じて向こう側の腰に圧を集中する。

【左転身 小手返 表】
• 得物を持っているときは小手が一時上がっても良い。
• 小太刀は相手の眼前で止める。
• 軸足は、親指付け根か踵のどちらかに体重を置いて回る。これが曖昧だとぎこちない動きになる。

【左転身 入身投 裏】
• 相手の膝(手前の方)を折りに行く。
• そのためには自分の膝も柔軟に動かす。

☆本日のひと言☆
一か条と入身投がとてつもなく難しい技に感じられました。得物を持った途端、ストライクゾーンが急に小さくなるのはよくあることですが、基本がしっかりできていれば本当はちゃんとできるはずなのです。小手返の回転における軸足への体重の置き方は、本日の大きな気付きでした。
さて、来る4月29日(日・祝)に講習会があります。今回は、合気道の植芝盛平開祖に直接指導を受けた海軍大将竹下勇氏が遺したノートから、いくつかの技をピックアップして練習します。昭和初期の、まだ合気術と呼ばれていた時代の合気道技を一緒に体感してみませんか?

厚木稽古日誌 2012.4.1 April Fool 合気柔術事始「言うは易く、行うは・・・」

~第13回厚木稽古忘備録 (担当はOZ先生)

準備運動
・3月25日の「四角い身体を平行四辺形にして使う」の続編。
前回、N先生から「身体を平行四辺形で使っている」例として「竹馬で歩く」が提示された。今回はOZ先生から課題「上胸部、鳩尾、ヘソ上の3点を意識して左右に割る」が出された。そこで、この3点をまたぐ筒をイメージし、その両端それぞれに空の容器と水を入れた容器を設置し、筒をシーソーのように傾けることで、水を右から左、左から右と移すイメージで身体を使った。前回の稽古では、身体を左右に分かれた二つの長方形の固体という感覚で捉えた。今回は、左右に液体の入った皮袋を持つ身体の感覚になった。さらに、N先生から「液体で捉える感覚があるならば、身体を四角形から平行四辺形へ変形させるスピード調整は自在のはずなので、水を移し替える(身体を左右に割る)スピードをゆっくりしてみるように」という指示があり、試行した。

・OZ先生からの新しい課題は、「肩甲骨と菱形筋の操作で両腕の一方を上方から被せ、他方を後方へ引く動き」(イメージとしては「クロールの動き」あるいは「“新体操でよく目にする、掌にボールを載せて外旋する腕”と“三カ条の腕”の組み合わせ」「丈高い草藪を薙ぎ払いながら前進する」だろうか)だった。肩甲骨を開放して、空中でやや大げさに肘を外から回して、肩関節にバネを感じるところまでクロールする。バネを感じたらふっと緩め、緩めて生じた復元する動きに乗って、左右対称のクロールを行う。この動きの流れを切らないようにして動作を繰り返す。この上肢の動きに、股関節に乗る動き(下肢)を加えることで、「外観的には捻じれ」の動きが発生する。N先生曰く「(前腕は脱力して)肘で回すことを考えた方がいい」

・鳩尾から指1本下を締める稽古。上胸部を煽られても押し負けしない身勢を作ることができることを確認した。

稽古後半
昇級試験向け稽古。特に2点を記す。
・左転身小手返裏。転身して突きをかわした後の動きの流れ。相手の突きの力が減速していく過程に、左手はある一定の距離と時間的遅れを保ちながらひたひたと影のように付き従う。相手の突きが無力化し、その動きに間隙ができた時と処で、当然のごとく相手の拇指第2関節を魚腹と手の平で挟んでいるようにする。OZ先生曰く「(相手の手を)掴みに行ってはダメだ」

・左転身入身裏。入身という言葉に騙されて、深く裏に入りすぎてはならない。軸の立った体勢を確保できる立ち位置に入身する。この位置で、右手で(舵を取るようにして)相手の頭部を肩口に招き寄せる。下からすっと差し上げた左手で耳下・後頭部を包み、肩口に接した相手の前頭部と合わせて緩みなく挟み込み、(素手ならば腕を差し上げ生え際を撫で上げる角度で、得物の場合ならば肩を上方へスライドすることで)相手の頸椎に軽微な圧をかけて、顎が上がり首が後方に折れていくことに意を用い、操作する。相手にとって崩れていき易い処を、ヘソを回しつつ探る。


講師コメント:クロールの動き(ねじり)は上半身と下半身の連動のヒントです。練習するときは鏡の前で自分の動きを確かめましょう。

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/3/17  仕事帰りに合気柔術

【素振り】
 (間に合わず。)

【九箇の太刀 捷径】
※ポイント
 使太刀は間境に入ったら、後ろ足(右足)で押しつつ頭を出して誘う。
 狙うは左腕。合気之術の一箇条に近い。
 剣を受けた後、次の動作を焦る必要はない。一旦相手の左腕を手首方向に腕なりに導き、その後で押し込む。
 最後は右足を引いて盤石にする。

小太刀対太刀
【転身】
※ポイント
 踵に紙一枚敷いている感覚で。

【右転身 一か条 表】
※ポイント
 小太刀を差し込む向きを間違えないように。

【左転身 小手返 表】
※ポイント
 小手を引き寄せる際、肘を落とすタイミングと全身の一体感・ジンワリ感を大事にする。

【左転身 入身投 裏】
※ポイント
 相手の両手の間に差し込んだ小太刀をしっかり張ると三角形のフレームができる。
 フレームの両肩を結ぶ辺を相手の後ろにずらす。

【転身3 一か条 裏】
※ポイント
 井桁を意識するには、左拳を床に叩きつける際に、右半身が持ち上がる反射を利用する。一か条裏では左肩を突き出すことにより、相手の肘を押すことになる。
 左はしっかり握るが、右は小指を引っかけるだけ。

【転身3 四か条 表】
※ポイント
 小太刀のテンションを保つには、持つ手の小指でしっかり握る。

【転身3 四か条 裏】
※ポイント
 しっかり小太刀で押えこまないと、その後スムーズに回れない。

☆本日のひと言☆
久々に『虎の穴』らしい稽古でした。3年来の課題である一か条裏。何回やっても、やっぱりうまく回れません。結局『井桁』を体得しないとできないということのようですが、体が左右半身別々に動くということが理解できていないので、自動車の免許しか持っていない者がヘリコプターを操縦するようなものなわけです。
さて、毎週火曜日の夜は銀座教室です。歌舞伎座裏の銀座区民館で、一つ一つの動作をじっくり練習しています。場所柄ゆえか、メンバーは女性が多いです。お仕事帰りに、またショッピングの後に、落ち着いた雰囲気の中、稽古に励んでみませんか。詳細な日時は公式HP『予定表』でご確認ください。

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/3/3 陰極まれば陽に転ず

【捷径】
①打太刀は八双で待つ。使太刀は正眼から刀を左腰にぶら下げ、右手は刃先から三分の一付近の峰に被せる。
②使太刀は刀を左腰に固定したまま前進する。この時徐々に姿勢を低くする。
③間境に入ると打太刀が斬りかかってくるので、使太刀は左足で間境を踏んだら右足を出すとともに刀を下から受ける。
④続いて左足を一歩前に出して打太刀の右足を踏み、刀で相手の上体を取る。
⑤峰を押さえていた右手を離し、相手の小太刀を抜いて奪い、腹を突く。

※ポイント
②打太刀が何もしなければそのまま腹を突く。
③左右反対の一カ条をかける要領で。
④後ろ足をしっかり踏ん張って圧力が途切れないようにする。
⑤はおまけ。

小太刀対太刀
【転身】
※ポイント
 左転身はじんわり相手の肩甲骨を持ち上げるように。

【転身三 四方投 表】
※ポイント
 臍が先行しないように。
 小太刀の圧力を変えないためには、右手の張りに加えて手首を挟んでいる左手をテコのように使う。

【転身三 四方投 裏】
※ポイント
 臍が先行しないようにするため、相手の腕を勢いをつけながら前方に振る。

☆本日のひと言☆
この冬以来気をつけていたのですが、とうとう風邪をひいてしまいました。このところ暖かい日と寒い日が代わる代わるやってくるので、体が対応できなかったようです。合気柔術でも、陰と陽、緩と急、柔と剛を組み合わせて相手を翻弄したりするわけですが、常に体を温めて、寒と暖の連続に備えなければならなかったようです。
さて、DVD「合気柔術教本02」が発売になりました。今回は、「大東流合気柔術一か条立合い」です。相手を「やっつける」感じがストレートに表現されているようで、個人的には好きです。サイト内にサンプル映像もありますので、ご覧になってみてください。

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/2/18 コマのように回りたい

【素振り】
 西江水が弱くなっていたが、安定はしていた。

【和卜】
※ポイント
 仕太刀は刀を振らない。
 一歩前から右にそれる癖がある。あくまで真っ直ぐに進む。
 ある程度勢いを乗せて行くと、相手を押さえやすいし、練習にもなる。

【小太刀対太刀 転身】
※ポイント
転身3では左手は頭をガードする。

【小太刀対太刀 右転身 一か条 表】
※ポイント
小太刀を差し込む場所を間違えないように。

【小太刀対太刀 転身3 一か条 裏】
※ポイント
 相手を倒した後、前に引き出す。
 左手で押すのと、左踵を外に返すのとを同時に行う。
 右足の回転を意識するあまり、体重がかからないように気をつける。
 右足を回すのは、腰と背骨の間にある筋肉で引っ張る。股関節の解放で得た勢いを加速する。

☆本日のひと言☆
一か条裏はとても難しいです。ただきれいに回りたいだけなのに、自分の左足が邪魔したりします。ポイントは、軸足となる左足を少しずつ回していくことですが、これがなかなかうまくできないのです。相手を制するとか二の次で、とにかく回りたいだけなのです。

☆ご案内☆
厳武館では、過去の講習会の様子を要約してDVDに収録しています。毎回私が稽古の内容を文字にしてお伝えしていますが、はっきり言って映像で見てもらう方が理解が早いと思いますので、日本伝合気柔術に少しでも興味をお持ちいただいたら、お買い求めいただくことをお薦めします。最新版は「合気柔術教本01」です。これまでテキスト的なものがなかったのですが、初めて体系的にまとめた内容になっています。価格は2,500円、「合気柔術教本01」以外にも過去の講習会を収録したDVDを用意しております。詳しくは当サイト内の「合気柔術DVD」をご参照ください。

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/2/4 柔軟な発想、柔軟な背中

【和卜(花木)】
①双方十歩ほど離れる。使太刀は正眼のまま打太刀に近づく。
②間境に入ると、打太刀は使太刀目掛けて斬り込む。使太刀は間境で右足を着くと見せ掛けて、そのまま前に滑らせ、右転身で撞木となると共に、剣先を相手喉元または腹に突き立てるか、相手太刀の柄を取る。

※ポイント
①歩幅の調整は歩き始めに済ます。相手に近づいてからドタバタすると悟られる。

【小太刀対太刀 転身】
袋竹刀を使って、スピードを付けて練習をした。緊張すると上半身が先に避けてしまいがちだが、基本は通常通り。人中路さえずらせば良い。得物は人中路を越えない限り当たらないから。

【小太刀対太刀 一か条 表】
※ポイント
 西江水で押しすぎて上体を倒す丁度良い位置を通過しても、西江水を緩めて戻してはいけない。左手で作る力の向きで調整する。
 仕上げは右股関節を畳む。

【小太刀対太刀 入身投 裏】
①太刀を左転身でかわす。
②太刀を持つ両手の間に小太刀を上から差し込む。
③右足を寄せ、続いて左足を前に進める。
④左手で相手の頭をこちらの肩に押しつける。
⑤肩で相手の頭を少し押して背中を緊張させる。
⑥臍を正面に向け、相手を後方に倒す。

※ポイント
③差し込んだ小太刀につかまって前進するイメージ。
⑤肩で押すだけ。相手の頭を持ち上げかぶせる動作はない。
②-⑥相手の両肩と両腕でできる三角形のフレームをそのまま後ろにめくるイメージ。フレームを崩さないためには、臍から下だけを回して投げる。


☆本日のひと言☆
武道を学ぶ目的は人によって様々だと思いますが、実際暴漢に襲われた時、技はどの程度有効かといったことに関心がある方も多いでしょう。昨年の12月より始まった厚木教室では、危険なシチュエーションを想定して、それに対応する護身の観点からの練習を取り入れています。また、合気系武術独特の動きに合わせた準備体操で体を慣らしていくなど、自由な発想で楽しく稽古をしています。武道経験の有り無しを問わず新規メンバー募集中です。もちろん見学・体験も歓迎します。皆様のお越しをお待ち申し上げております。
日時:毎週日曜日(2月19日と3月11日はお休みです) 9:00-11:00
場所:厚木市営東町スポーツセンター 厚木市東町2-1

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/1/21 不変の理論

【素振り】
・ 両足で地面を前後に引き裂くようなイメージでやってみたら、安定した。
・ 仙骨を丸めるあまり、猫背にならないように。骨盤の後傾にも注意。

【九箇の太刀 十太刀】
※ポイント
・ 最初のポジションを決めるのは難しい。
・ そのまま奥小手を斬る場合は下からゴルフのシャフトみたいに回す。
・ 太刀を畳まず、真横に出す。
・ 取り上げ後の振り下ろしの際には、刃の向きが真っ直ぐになるようにする。取り上げ時に巻き込み過ぎると、刃の向きは手前に傾く。
・ 動作の間の繋ぎにおいて、じんわり感を出す。最後も継ぎ足により、相手へのプレッシャーが途切れないように。

【小太刀対太刀 転身】
・ 左転身が遠い。左爪先は相手右爪先の深さまで差し込む。臍を相手に向けたら、そのまま倒せるくらいが理想。

【小太刀対太刀 右転身 一か条 表】
※ポイント
・ 相手が踏ん張る場合
・ 差し入れた小太刀と辰口である程度まで相手肘を上げたら、残りは西江水で運ぶ。相手の太刀を・避けるため、少ししゃがみ込むなどの工夫が必要。

【小太刀対太刀 右転身 小手返 表】
※ポイント
・ 回転により得られるエネルギーで動作する。
・ 相手の腕を前に伸ばし続けている最中に、気付かれないように左足を引き、これに伴って左手を引き寄せる。
・ 引き寄せた左手は、相手にぶつかるので、そこで肘を下げることで拳がこれを乗り越える。
・ 相手に気付かれないように左足を引くためには、足幅を狭く(右足を近くに)すると良い。

☆本日のひと言☆
科学の世界では、それまで信じられてきた理論が、後になって誤っていると証明されるということが時々起ったりしますが、武道の型に関しては、人類が別の形に進化でもしない限り、不変の理論なんだろうと思います。型を学びながら、これを作りだした先人に思いを馳せることは楽しいものです。

横浜稽古日誌 ~☆しろ帯っ子の挑戦☆~  24/1/7 辰年は、辰口から

【九箇の太刀・十太刀】
(双方正眼から)
使太刀:右に一歩開き、続いて左足を左手とともに一歩前に出す。このとき、左手が左足の上に来るようにする。左肘を伸ばし、打太刀に狙わせる餌とする。打太刀が餌に釣られなければ、太刀を下から返して奥小手を斬る。
打太刀:使太刀が餌とした奥小手を斬りに行く。
使太刀:右足を軸に回転し、左足を一歩出してかわす。同時に太刀を取り上げる。
続いて左足を相手に向けつつ、上体をくねらせながら太刀と共に落下、打太刀の柄を取る。このとき、左股関節を折る。
後ろ足の圧力で進むと、打太刀はこれを嫌って下がるので、肩を目掛けて袈裟斬りにする。

【小太刀対太刀・転身】
右転身は踏み込み過ぎない。小太刀の先が脇腹に触れる程度。左転身は右肘を上げ、刃の峰を押さえて杖の左転身のような形にする。

【小太刀対太刀・一か条表】
西江水の推進力のみで相手の上体を倒す。

【辰口】
掴むようにしてはいけない。親指で引っかけて、栓抜きのように肘を使うイメージを大切に。バイクのスロットルを回すのに近い。持つ前から広背筋付近からイメージがスタートし、腕を巻き込んでいく方向へ。

☆本日のひと言☆
辰口というのは鷹の爪と同様に、上腕の最下部を捉えることにより、肩甲骨をコントロールする技なのですが、柔術の鷹の爪に対し、辰口は合気之術の要素となるものです。先に鷹の爪をマスターしたいところですが、辰口を習得できればいきなり達人みたいな動きになるような気がします。